...御沙汰を頂いたので、早速お礼の手紙を書こうと思います...
...彼女とは御沙汰を交わしていないので、その気持ちは伝わっていないかもしれない...
...御沙汰によれば、来週の会議はキャンセルになったそうだ...
...御沙汰によると、彼は来年の春に海外に行く予定だそうだ...
...御沙汰なので、念のため確認してみた方が良いかもしれない...
...御沙汰相成り候段屹度(きつと)承知仕(つかまつ)り候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...地獄變の屏風を描けと云ふ御沙汰があつたのは...
芥川龍之介 「地獄變」
...かたじけなくも御公家より御徴収の御沙汰を拝し...
太宰治 「右大臣実朝」
...御沙汰の通りには難相成」と...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...明教館にお選みを以て寄宿仰付らるという御沙汰の下に寄宿する者が出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...尤も勤王の実効として軍費金十五万円を献納せよという別の御沙汰もあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...お役人の方へ御沙汰(ごさた)をしなくてはならぬから...
中里介山 「大菩薩峠」
...どのような御沙汰でございましたか……」「それは不審」能登守は美しい面(おもて)を少しく曇らせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...改めて御沙汰があるそうでございます」「…………」多分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...永村長十郎も「東海坊の弟子共や世話人一統(とう)は追つての御沙汰を待つやうに」と不氣味な言葉を殘して引揚げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのうちに大槻「いまになってかような御沙汰を受けるのは困る...
久生十蘭 「玉取物語」
...一橋公からの御沙汰はまだ来ませんか?水木 来ない...
三好十郎 「斬られの仙太」
...多分忌中だから御沙汰がないのだろうと申すことで」九郎右衛門は眉間(みけん)に皺(しわ)を寄せた...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...都からどのような御沙汰(ごさた)があろうも知れぬ...
森鴎外 「山椒大夫」
...殿様の御沙汰がある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もうこの家の人も同然な自分にも何分の御沙汰があってしかるべきものを...
矢田津世子 「父」
...這(こ)はゆめ/\喜ばしき御沙汰には候はず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...素行を改めねば追放という御沙汰か...
夢野久作 「名君忠之」
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