...「御新造の家が建った」...
...「御新造の改正案を提案する」...
...「御新造の着物を注文する」...
...「御新造の地位を手に入れる」...
...「御新造の神殿を建立する」...
...甲府の勤番御支配で御入国になりまする駒井能登守様と申しまするお方でございます」「御新造(ごしん)さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...御新造様がお倉の中からこれを探して...
中里介山 「大菩薩峠」
...去年御新造(ごしんぞ)が死んじまって...
夏目漱石 「草枕」
...「親分、まだ幻の民五郎が家の中に居たら何うしませう、搜して見て下さいませんか」「大丈夫ですよ、御新造、その大きな足跡は大一番の草鞋(わらぢ)を穿いて附けた跡で、歸りにはそれを脱ぎ捨てゝ了ひましたよ」「まア」「一寸待つて下さい」平次は庭下駄を突つかけて、暫らく縁の下から庭の植込を搜して居りましたが、やがて、仁王樣の草鞋のやうな、大きな泥草鞋を一足ブラ下げて歸つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御新造が亡くなって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前々から今の御新造(こしんぞ)――先代には妹さんのお辰さんと一緒になる約束でしたかい」「いえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御新造さんを殺したのが――」真っ青な顔を振り向けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親切が届かないって」「その女は三十前後の――」「大店(おおだな)の御新造(ごしんぞ)といった風でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御新造さんは殺されていたでねえか」むくつけき娘ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御新造」「まア」「圍ひの中へ入らなかつたんでせうな」平次もツイ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御新造のお小夜さんを殺しさうなのは誰だと思ふ」平次は一歩突つ込みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「いえ、御新造樣が、明神下の錢形の親分のところへ行つて、お願ひして見ろと言ふんです」丁稚(でつち)の品吉は、あまり賢こさうではありませんが、粘液(ねんえき)質らしくて、正直さうな少年です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...続いて店からお石の声、「御新造様、殿様が入らっしゃいます」「あッ」お鳥も驚いて、遽(にわか)に店口に飛出しました...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...御新造(ごしんぞ)は驚(おど)きたるやうの惘(あき)れ顏(がほ)して...
一葉女史 「大つごもり」
...御新造が無情そのままに言ふてのけ...
樋口一葉 「大つごもり」
...井沢御新造様」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奥さん階級や御新造連が毛布ほどの奴を三角に折って着用...
山本笑月 「明治世相百話」
...御新造先生が困るらしいのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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