...検脈の儀平(ひら)に御断り申候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...之を御断りする使者三司官池城親方...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...「あれは私があの方の御申込を御断りいたしたばかりの時でございましたから...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...むしろ御断りになる方がいいと思う」という意味のことを忠告した...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...御国において御不都合の次第これ有る儀を申し諭(さと)し御断り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それは筆者の誤解に基くものであることを御断りする...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...しかしこの手紙の冒頭に御断りしたような事情のために...
夏目漱石 「行人」
...しかし一応は御断りを致しておきます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...そうきっぱり御断りなさろうとは思い掛けないんですもの」と梅子は漸(ようや)くにして云った...
夏目漱石 「それから」
...とうとう御父さんに断然御断りなすった御様子...
夏目漱石 「それから」
...御断りを致しておきたい...
夏目漱石 「田山花袋君に答う」
...厭味とか厭味でないとかいう事は前にも芸術上の批判であると御断りしておきましたが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...ただちょっと御断りをしておきたいのは...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...みんな御断りしました...
夏目漱石 「無題」
...その時私は実は御断りをしたかった...
夏目漱石 「模倣と独立」
...御断りをして取らなければいかん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ヘン御断りよ』と云った代議士の相貌にはみるみる野獣の本性を現して来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...御断りだ』『どうしても聴かなきゃ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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