...林太郎樣御許嫁石崎平馬樣御息女お禮樣は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤堂和泉守さまの御息女の加代姫さまというのが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あなたさまの御恩でござりまする――わたくし風情(ふぜい)が御息女さまのお側に出していただけるのは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御息女さま」雪之丞の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御息女さまに、こうしてたった一夜でもお目にかかって、このまま一生、お召しもうけなかったら、わたくしは一たいどうしたらよろしいのでござりましょう」「何といやる――このまま、もうあわずなる――そのようなことがありましたら、このわたしこそ、とても生きてはおられませぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人間はそう無(の)うてはならぬ」と、広海屋は、ますます膝を乗り出して、「今も、冗談のように言ったことだが、あの御息女が、一目そなたを見て恋い焦がれ、一身一命さえ忘れかけていることは、この長崎屋さんが、見抜いた通りに相違ない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...では、御息女が、帰り保養ときまった上は、すぐに見舞に行って上げるようなすってな――」「かしこまりました」「と、きまれば、芸者を呼んで、一つさわやかに騒ごうか」と、長崎屋が、手を鳴らす...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その上、御息女さまの、御他行(ごたぎょう)さきより、お招きをうけたこともござりましたが、来月興行(こうぎょう)の稽古(けいこ)等にていそがわしく、おことわりいたしました...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御息女に逢うている容子(ようす)もない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あのお女中も」「お嬢様は狛家(こまけ)の御息女...
吉川英治 「江戸三国志」
...……大岡様の御息女さまでいらっしゃいましたな...
吉川英治 「大岡越前」
...恩師の御息女におわびすることも能(かの)うた...
吉川英治 「篝火の女」
...御息女であろうと...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……では、病中の御息女に、ひと目、御老母を会わせてやりたいとて、わざわざこれへお越しか」ついに、彼は先の云いかねているところを、自分の方からいってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...変っている御息女ではあるなあ...
吉川英治 「新書太閤記」
...亡くなった兄も親しゅうしていた家の御息女ではありますが」「そうですか...
吉川英治 「新書太閤記」
...甲賀世阿弥(よあみ)様の御息女...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...なるほど」「左京之介様には御息女がなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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