...私たちは今夜の御念参りに出席するつもりです...
...御念を唱えることで、神の保護を得ることができます...
...お墓参りをするときは、御念をささげるのが習わしです...
...彼女は御念を欠かさずに、毎日神社に通っています...
...御念をささげることで、心が落ち着くのを感じました...
...」「御念には及ばぬわいの...
泉鏡花 「悪獣篇」
...御念入の御問同憾(どうかん)の至(いたり)に候...
伊藤左千夫 「師を失いたる吾々」
...あまり御念が入りすぎているではないか...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...もしわたしの生活ぶりについて町の人たちが御念の入った詮索だてをしなかったならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これもなかなか御念入りで三十分ほども御覧で御座いましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...御念仏ばかりが救ひでござりまする...
太宰治 「右大臣実朝」
...また手前共の財産、すべて記録に差上げたものに寸分いつわりはございませぬ、お吹替(ふきか)えのありまするたびに、員数を改めて差出しまする古金新金、それを隠し置きまするような覚えは毛頭(もうとう)ござりませぬ、御念の上ならば、もう一応、家屋敷をおさがし下されまするように」畳へ額を擦(す)りつける...
中里介山 「大菩薩峠」
...おまけにこの通り御念入りに創(きず)までつけられて……」膝頭(ひざがしら)の創が痛むのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...また御念入りにかしこまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...いいかい?」「御念には及びませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの皆吉とかいう弟が大急ぎで帰ってしまいましたよ」「跟(つ)けたか」「御念にゃ及ぶ――と来たね」ガラッ八の鼻は蠢(うごめ)きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御亡魂(ごぼうこん)の御念力じゃ――このわしの前で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こんな弟がおりますことを御念頭にお置きくださいまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御念誦堂(ごねんじゅどう)のいっさいの装飾と備え付けの道具は六条院のお志で寄進されてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仏道から言えばいっさいのことは院の御念頭から除(の)けられてよいわけではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今日もお抜かりはなかろうの」「お案じなく」「裏の河原のあたりも」「御念にはおよびませぬ」「……ならば安心」若いが...
吉川英治 「私本太平記」
...……天蔵にはかたく口どめしておいたろうな」「御念には及びません」「したが...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて御念を入れられてのおさしずとて...
吉川英治 「新書太閤記」
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