...この十柱の神樣の美徳を悉皆具へて御座る...
石川啄木 「赤痢」
...しからばそれに就てこちらにも考えが御座る...
江見水蔭 「備前天一坊」
...こんなにして額をあげて御座るのぢや...
薄田泣菫 「茶話」
...死相は当然のことで御座る...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...観音様も笑って御座るよ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「身寄の者で御座る――一目逢い度い...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...みんな此の私の工夫を盗んだので御座るぞ」幸吉はたまり兼ねました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...私の為(た)めに門閥制度は親の敵(かたき)で御座る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...T「これを早馬で牢屋敷へ届けて戴き度いんだが」よろしゅう御座ると左衛門...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...殿様は頭に繃帯をして御座る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...さすが明智の川村様(どん)も弱り切って御座るという話……」「アハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...八代大将の松葉喰いの話で少々お冠(かんむり)を曲げて御座るところへ...
夢野久作 「近世快人伝」
...得意然と大道を練り歩いて御座る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ピカリピカリと笑って御座るよ……チャカポコチャカポコ……▼あ――ア...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...オモヨさんの肩に手をかけたまま中腰になって硝子(ガラス)雨戸越しにそこいらをジロジロと見まわして御座るようでしたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...欄間(らんま)の天人の彫刻(ほりもの)なぞを写して御座る姿を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...先生は演説病に取付かれて御座るから世間の事はチョットもわからん...
夢野久作 「爆弾太平記」
...殿の御意もそこで御座る」「さればこそ...
夢野久作 「名君忠之」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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