...胡坐(あぐら)を掻いて烟草(たばこ)をすぱり/\遣つて御座るもの...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...亀清と申す割烹店が御座る...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...遠藤常久(つねひさ)は拙者の兄で御座るよ」「えッ」「兄常久は元禄五年に早世して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...山に入るのがせめても反逆で御座る――強力に存分に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「何事で御座る、高塚殿」愛臣三文字紋弥は、あまりの騒ぎに驚いて馳(か)けつけたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その袖の下にあるのは何んで御座るな」「…………」「役目の手前...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...それよりも不憫(ふびん)なのは殺された爲三郎で御座るよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今宵を期限の借金が御座る...
樋口一葉 「大つごもり」
...されど若し其の身のある調子とか意気な調子とかいうものは如何なもので御座る...
二葉亭四迷 「小説総論」
...T「聞けば近々御婚礼との事で御座るが」ハッハイと庄屋...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...何だか梅津の先生が非常に損な交易をして御座るような気がして...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...お島どんは……それでも御座るとアノ非人を相手に長い事話し込んで御座ったという話で……」「イヤ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...さすが明智の川村様(どん)も弱り切って御座るという話……」「アハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...貴方の方がうろたえて御座る...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...判断して行くところで御座るの...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...平生(いつも)とは余程違うて御座る事に気が附いて参りましたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...総元締の配下になって御座る大元締というのが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...そう云うたら思い当んなさる人が皆さんの中にも一人や二人は御座る筈ですが...
夢野久作 「爆弾太平記」
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