...東中島の児島屋勘八(こじまやかんぱち)という店が好さそうに御座る...
江見水蔭 「備前天一坊」
...胡坐(あぐら)を掻いて烟草(たばこ)をすぱり/\遣つて御座るもの...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...雨の降る日は天氣が惡う御座るな」と同じやうなことを澤庵も繰返した...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...「此処(ここ)は言わば首陽山(しゅようざん)で御座るぞ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「御領主金森少輔殿多年の悪政は眼に余る仕儀で御座るぞ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...非人頭配下に落された者で御座る...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...御主人佐久間勘解由殿に御意を得たい」「――――」「仏勅(ぶっちょく)で御座るぞ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あれは毒死で御座るよ」泰道は四方(あたり)を見廻します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――道八憎さに思はぬ罪を重ねたこの金三郎で御座るよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...T「誠に軽少に御座るがホンの草鞋銭」と団九郎の前に差し出す...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...……けんど二人御座るのも可笑(おか)しいと思うてナア」「お妾さんチウもんかも知れんテヤ」「ナアニ……その赤い鳥が奥さんよ」「……どうしてナ……」「……どうしてちうて……ウチの赤い鳥でも...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そのほか日々の稽古や他人の稽古を直して御座るのを横から見た姿を思い合わせると...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...お島どんは……それでも御座るとアノ非人を相手に長い事話し込んで御座ったという話で……」「イヤ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...貴方の方がうろたえて御座る...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...一口も飲む事はならんチウテ遺言されて御座るげなけになあ...
夢野久作 「斜坑」
...欄間(らんま)の天人の彫刻(ほりもの)なぞを写して御座る姿を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...モウ西比利亜には日本軍がワンワン這入っとるから喜んで御座るにきまっとる……それでも嫌なら今の中(うち)に貴様もデッキに上っとれ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...おことばでは御座るが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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