...「もう御寝なさい」...
...「御寝になられましたか?」...
...「御寝が大切ですよ」...
...「お忙しい中、御寝を忘れないようにしてください」...
...「御寝になる前に、今日の出来事を思い返してみるのもいいですね」...
...」「御寝(ぎょし)なります...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...一時間程経つと国王附の御寝間係を連れてまたはいつて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...私は職責として皇后の宮の御ふだん用の御寝間こそ手にかけてゐますが...
薄田泣菫 「茶話」
...深更まで御寝なさらず...
太宰治 「右大臣実朝」
...「御前も御寝(おね)よ」「まだ内幸町からも神田からも誰も来ないのね」「もう来るだろう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...好いから早く御寝」咲子は立って廊下へ出たが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...まだ宵(よい)のままで御寝室へはいっておいでにならない帝を気の毒に思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「まだ御寝室にいらっしゃるのでございますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おおよその見当をつけた宮の御寝室へはいって行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――主君利治公の御寝所で...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...御寝所の内へ」そこのほのかな明りと...
吉川英治 「私本太平記」
...「……天皇はどこに御寝(ぎょし)か...
吉川英治 「私本太平記」
...妃のうちのたれかはきっと御寝(ぎょし)に侍(はべ)っていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...ともあれ御寝所へお入りあってゆるりとお休み遊ばすがよろしいでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御寝所はいとお静かのように窺(うかが)われまする」と聞くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...――いつか右衛門七から聞いた事だが』『ええ、吉良様へお出入りしている縁故で、私も、お小間使に上ったのでございます』『じゃあこの春、吉良様の邸内では、土蔵の御修繕をやったり、御寝所やその他、だいぶ御普請直しの様子だったから、あなたのお父さんも、仕事に入っていたろうね』『ええ長い事、仕事に通っておりました』『そこで――と改まると、変に取るかも知れないが、実は私のお出入先のお屋敷で、吉良様は、有名な数寄者(すきしゃ)でいらっしゃるし、わけても普請道楽というお噂だが、いったい、お住居(すまい)などの間取りはどんな凝り方か、御邸内の図面でもあったら見たいものだが――と仰しゃるお方があるのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ちょっと御寝所へ行って揺り起こしてあげい」「はい」「お燭台(しょくだい)がまだまいっておらぬようじゃ」「ただ今...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...御寝(ぎょしん)なされぬと洩(も)れ承る...
吉川英治 「松のや露八」
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