...「もう御寝なさい」...
...「御寝になられましたか?」...
...「御寝が大切ですよ」...
...「お忙しい中、御寝を忘れないようにしてください」...
...「御寝になる前に、今日の出来事を思い返してみるのもいいですね」...
...」「御寝(ぎょし)なります...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...まだ御寝(おやす)みでしょうけれど...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...次に控へた皇后宮附の御寝間係を呼出した...
薄田泣菫 「茶話」
...一時間程経つと国王附の御寝間係を連れてまたはいつて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...十五日、丁酉、晴、和卿を御所に召して、御対面有り、和卿三反拝し奉り、頗る涕泣す、将軍家其礼を憚り給ふの処、和卿申して云ふ、貴客は、昔宋朝医王山の長老たり、時に吾其門弟に列すと云々、此事、去る建暦元年六月三日丑剋、将軍家御寝の際、高僧一人御夢の中に入りて、此趣を告げ奉る、而して御夢想の事、敢て以て御詞を出されざるの処、六ヶ年に及びて、忽ち以て和卿の申状に符合す、仍つて御信仰の外他事無しと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...尼御台(あまみだい)さまは御台所さまをお連れになって御寝所へお見舞いにおいでになりました...
太宰治 「鉄面皮」
...一間をば御寝所にしつらひ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「御前も御寝(おね)よ」「まだ内幸町からも神田からも誰も来ないのね」「もう来るだろう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...萩之進は御寝所に忍び入って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...御寝(ぎょしん)にはなりません様子...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ある時思いがけなく源氏が御寝所に近づいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏は伺候して女院の御寝室の境に立った几帳(きちょう)の前で御容体などを女房たちに聞いてみると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「まだ御寝室にいらっしゃるのでございますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕霧はこちらへ来て宮の御寝室への案内を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おおよその見当をつけた宮の御寝室へはいって行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜の御寝(ぎょし)もお凍(こご)えでいらせられる...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて御寝(ぎょし)の具(ぐ)も新たなのが調進された...
吉川英治 「私本太平記」
...ともあれ御寝所へお入りあってゆるりとお休み遊ばすがよろしいでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
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