...お待たせしました、御客様...
...御客様のお好みの席はありますか?...
...御客様には特別なサービスを提供いたします...
...この店では、御客様には無料の飲み物を提供しております...
...御客様には高品質な料理を提供いたします...
...今夜ハ御客様ガ御泊リニナルカラ...
芥川龍之介 「魔術」
...御客様ハ御帰リニナルソウダカラ...
芥川龍之介 「魔術」
...あなたは?」「御客様の御用で半紙を買いに――」――こう云うお敏の言葉が終らない内に...
芥川龍之介 「妖婆」
...貴下(あなた)は今しがた御着(おつき)になった御客様...
泉鏡花 「活人形」
...御待ち兼ねの御客様が御見えになりましてございます」障子の内に咳(しわぶ)く声がした...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...東京の御客様ア伴(つ)れて来たゞア」と小童は突如(だしぬけ)に怒鳴つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...「御前様はもうほどなくお戻りで御座います」と彼は云った「せっかくお招き申上げた御客様方にわずかのところで会えなかったとあってはさぞ御残念におぼしめすでございましょう...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...ある口の悪い奥さんから「たいそう御客様本位ですね」と云って...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...卓の両側に陣取った御客様の前に来るごとに...
寺田寅彦 「話の種」
...着物をぬいで御客様に毛だらけの膚(はだ)を見せろ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...当時の北海道の汽車の二等は色々な御客様や新聞記者で一杯である...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...八十人の御客様があった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...御客様ですよ」「誰だい」「あら待ってた癖に空っとぼけて……」「待ってた? 何を」「ホホホホ大変真面目(まじめ)ですね」と笑いながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...年々御客様となって...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「おやまた御客様だ」と細君は茶の間へ引き下がる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...熊野でも兎(うさぎ)を巫輩(みこども)狼を山の神また御客様など言い山中で天狗を天狗と呼ばず高様(たかさま)と言った...
南方熊楠 「十二支考」
...野猪一向御客様が己の頸に取り付いていると心付かず...
南方熊楠 「十二支考」
...ご自分は全く御客様のように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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