...御定を覚えておいてください...
...私たちは御定に従います...
...御定違反には厳しい処罰があります...
...御定に基づいて、手続きを行います...
...御定を改正する必要があります...
...――これが最後の御定(おきま)りだが...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...目貫には銀の輪蝶(りんちょう)の御定紋...
江見水蔭 「備前天一坊」
...御定紋の付いた御守脇差を軽々しく侍女に...
江見水蔭 「備前天一坊」
...ありふれた倶樂部の御定連が...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...また御定番(ごじょうばん)の松浦九兵衛尉どのは法華(ほっけ)の信者でござりまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...漢籍(かんせき)同様売買自在に御座ありたき事交易の品に御定め売捌所(うりさばきじょ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「いるかな」また御定例に提灯をかざし...
中里介山 「大菩薩峠」
...御定法通りにいえばこれで磔刑ものなんでございますよ」がんりきの言うことは少年をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...人心の向ふ所を御定被成度義に御座候...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...父は御定まりの桃太郎から始めて大江山鬼退治の話などをしてくれたものです...
穂積重遠 「法窓夜話」
...於二洛中洛外一上下ミダリガハシキ輩アラバ一銭切リト御定有ツテ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...同月八日此間出生仕候娘病気之処、養生不相叶申上刻死去仕候、七歳未満に付、御定式之通、三日之遠慮引仕候段御達申上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...恒例の弊物を捧(ささ)げて参同する者を派遣せられる御定めであったというまでであろう...
柳田国男 「海上の道」
...「御定法」では罰することができず...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...御定法に代って「自分が罰する」自分が罪を裁く...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...毎日の定収入になっている御定連の入りすらも半分以下で...
夢野久作 「二重心臓」
...御定住と聞く安芸国(あきのくに)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...獄門(ごくもん)のところを遠島(えんとう)ぐらいにはなるのは御定法(ごじょうほう)とされている...
吉川英治 「春の雁」
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