...また君が御墓についても悩んでゐる...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...大奥様は一度大旦那様の御墓参がしたいと仰しゃいました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...奥様の御実家の、御墓所の位置は、以前にもおいでになったことがございまして、旦那様はよく御存知でございますので、早速お花を持ってそちらへお出掛けになるし、私は、井戸へお水を汲みに参ったのでございます...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...そこで其處に御墓を作つて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...泣く/\御墓に向ひて言ひけるは...
高山樗牛 「瀧口入道」
...御墓の石にまだ蒸(む)す苔とてもなき今の日に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...東川(うのがわ)村に後亀山(ごかめやま)天皇の皇子小倉宮の御墓を弔(とむら)い...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...北山宮の御墓等に詣(もう)で...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...丹後守様の御墓を守りながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...安倍丹後守の御墓ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...例(たと)へば河内(かはち)にある聖徳太子(しようとくたいし)の御墓(おはか)には...
濱田青陵 「博物館」
...月の十日に母(はは)さまが御墓(おんはか)まゐりを谷中(やなか)の寺に楽しみて...
樋口一葉 「ゆく雲」
...御墓のある所は高い雑草がはえていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御墓前にてめでたき仔細(しさい)あらまし申しつぎまいらせそろ」うんぬんという一節がはげしく胸を刺した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...御墓拝をすまして参られるがよい』『それでは相済まぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『亡君の御墓所へ行っておゆるしをうけて来い...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...君侯の御墓まで欺(あざむ)くことはできないのは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御墓にや……」とある程度の土(ど)まんじゅうがあったのを...
吉川英治 「随筆 新平家」
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