...「十一人!尊(みこと)は部落の旧習に全然無頓着で御出でなさる...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...雨の降るのによく御出ででした...
芥川龍之介 「魔術」
...「探して御出で...
芥川龍之介 「山鴫」
...君の阿母(おかあ)さんもここに御出でなさる...
芥川龍之介 「妖婆」
...僕は民さん一寸(ちょっと)御出でと無理に背戸へ引張って行って...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...副長(ふくちょう)からのお話ですが、明朝(みょうちょう)、もう一度、御出で願うか、それとも御急ぎなら、所に附属している宿泊所(しゅくはくじょ)で、お待ちになってはということでございますが、どっちになさいますか」「そうですか...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...しかしあれでもなかなか予算じゃ議会じゃというて随分……大学総長も今日御出でであるがなかなか骨が折れる(大喝采)...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...よく徒歩から御出でになられましたな?』老尼はそこに冷たい清水を持つて來て勸めたりしながら言つた...
田山花袋 「道綱の母」
...」「ああもうすぐ御出でになるかも知れないよ...
豊島与志雄 「恩人」
...いつにても午後(ひるすぎ)に御出で下され度く...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...「あんなものあ、宅(うち)にあったって仕方がないんだから、持って御出でよ...
夏目漱石 「道草」
...直ぐ御出で下さるやうに――と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく御出で下さいました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほしたらあちらさんが御出でやしてから御酒だんな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...若しもの時はそうきめて御出でやはるんえきっと...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...芳賀博士は少し之に付いて杞憂(きいう)を抱いて御出でになる...
森鴎外 「假名遣意見」
...御出でになるといふ祭も少なくは無い...
柳田國男 「祭のさまざま」
...一度はキット私の存じ寄りを聞きに御出でになりまっするで...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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