...あそこに御出でになる御客人です...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...「十一人!尊(みこと)は部落の旧習に全然無頓着で御出でなさる...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...悪丁寧(わるでいねい)な嫌味(いやみ)のありったけを並べて御出でなさる始末(しまつ)なんです...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...御屋形の御客に御出でになる上(うえ)つ方(がた)の御顔ぶれで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...御出でになる方々が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...ただ今では筑紫(つくし)の果に流浪して御出でになるとやら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...僕は民さん一寸(ちょっと)御出でと無理に背戸へ引張って行って...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...是非御出でを願い度いのです」文代が驚いて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...幸いあなたが御出でになったから...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...御出でくだされてかたじけない」「未熟な私奴の芸を...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...もし君側にでも御出でなれば深く精忠を尽し君心を得べし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それまでは辛抱して御出で」と慰め顔に此方を眺める...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...「御父さんが待って御出でしょうから...
夏目漱石 「それから」
...よく御出で下さいました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊しました...
樋口一葉 「十三夜」
...お前の御主のダイアナも月の冠をかむって御出でるから美くしいのだ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...御出でになるといふ祭も少なくは無い...
柳田國男 「祭のさまざま」
...私のような賤しい者に御相談に御出でになりまするのも勿体ない事ながら御道理至極...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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