...御屋形の御客に御出でになる上(うえ)つ方(がた)の御顔ぶれで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...御出でになる方々が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...ただ今では筑紫(つくし)の果に流浪して御出でになるとやら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...僕は民さん一寸(ちょっと)御出でと無理に背戸へ引張って行って...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...幸いあなたが御出でになったから...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ここへ御出でになったことも...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...しかしあれでもなかなか予算じゃ議会じゃというて随分……大学総長も今日御出でであるがなかなか骨が折れる(大喝采)...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...どうぞもうわたくしの所へ御出で下さいますな...
太宰治 「女の決闘」
...今になつても御忙しい處こんなに長い時間こゝに御出で頂く事をすまなく思ふのです...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...夫人が長島に御出でになられた昭和十年の秋であつたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...いつにても午後(ひるすぎ)に御出で下され度く...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...「御父さんが待って御出でしょうから...
夏目漱石 「それから」
...ちよいと御出で下さいますやうに――」「誰の指圖(さしづ)だ」「叔父さんの勝造さんで」「一體主人がどうした」指圖をした人を訊いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その先は?」「今夜四つ過ぎ人目を忍び中坂下の井戸のところまで御出で下されたく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊しました...
樋口一葉 「十三夜」
...家城答えて(中略)当夏私(わたくし)店(みせ)へ御出での時...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...御出でになるといふ祭も少なくは無い...
柳田國男 「祭のさまざま」
...神様がたゞ今この祭の庭へ御出でになつたと感ずるには...
柳田國男 「祭のさまざま」
便利!手書き漢字入力検索