...折角その「橘屋」が御出でになつても...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...泣いてばかり御出でだとか云ふ事でした...
芥川龍之介 「往生絵巻」
...何か話して御出ででした...
芥川龍之介 「影」
...にやにや笑って御出でになりました...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...御屋形の御客に御出でになる上(うえ)つ方(がた)の御顔ぶれで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...どこへ忘れて御出でなすつた?虎虎よ...
芥川龍之介 「動物園」
...副長(ふくちょう)からのお話ですが、明朝(みょうちょう)、もう一度、御出で願うか、それとも御急ぎなら、所に附属している宿泊所(しゅくはくじょ)で、お待ちになってはということでございますが、どっちになさいますか」「そうですか...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...是非御出でを願い度いのです」文代が驚いて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...かつて日本にも御出でになったところのゼネラルグランド...
大隈重信 「平和事業の将来」
...何時でも御出で下さい...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...御出でくだされてかたじけない」「未熟な私奴の芸を...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...十四五年前仙臺へ御出でになられた節...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...門野が平岡さんが御出ですと報(しら)せて来たのである...
夏目漱石 「それから」
...ちよいと御出で下さいますやうに――」「誰の指圖(さしづ)だ」「叔父さんの勝造さんで」「一體主人がどうした」指圖をした人を訊いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の家へ御出で下された...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あちやめんそーり」(明日御出で候へ)と體よく斷られるとの事で...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊ばしました...
樋口一葉 「十三夜」
...一度はキット私の存じ寄りを聞きに御出でになりまっするで...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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