...それに御免蒙るといって決して仕えない...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...入所すべき人物は地方で折紙づきの篤農家候補を厳選する(貧農は御免蒙ることにする)...
戸坂潤 「社会時評」
...広島文理科大学自身が武部氏は御免蒙るというわけである...
戸坂潤 「社会時評」
...そういう意味づけはこの際危険だから御免蒙る(人民戦線などとにらまれてはつまらぬ)と考えた処で...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...御免蒙ることにしようぜ」そんなある日...
外村繁 「日を愛しむ」
...三十分ばかりで御免蒙るよ...
豊島与志雄 「自由人」
...穢多と一緒に習わせるのは御免蒙るといって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...拙者は一足お先に御免蒙る」といい放って...
中里介山 「大菩薩峠」
...さう云ふ人間は御免蒙る...
夏目漱石 「それから」
...イブセンはそんな歓迎会などは御免蒙ると言っている...
夏目漱石 「模倣と独立」
...もし燕尾服を着なければならぬようなら御免蒙るという...
夏目漱石 「模倣と独立」
...「御免蒙るよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千倍でも万倍でも御免蒙るワ――と言ってやりました...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...僕はここで御免蒙るよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一切の御用を御免蒙ると由し合せてゐるといふ話を説明された...
牧野信一 「酒盗人」
...忽ち御免蒙るわと来るんだからまあ大概の人は落第するのが常例ですよ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...しかし強いて堪えて食えば食えない事は無かろうがマー御免蒙るべきだネ...
牧野富太郎 「植物記」
...貴様の娘でなくちゃ御免蒙るよ」「それもよかろう...
夢野久作 「二重心臓」
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