...私はお前達のお相手は御免蒙るよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それに御免蒙るといって決して仕えない...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...多人数の宿泊は御免蒙るということである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...色情狂なら御免蒙る』と仰しやつたつてね...
徳田秋聲 「媒介者」
...だが本物では御免蒙る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...入所すべき人物は地方で折紙づきの篤農家候補を厳選する(貧農は御免蒙ることにする)...
戸坂潤 「社会時評」
...そういう意味づけはこの際危険だから御免蒙る(人民戦線などとにらまれてはつまらぬ)と考えた処で...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...御免蒙ることにしようぜ」そんなある日...
外村繁 「日を愛しむ」
...――有り難う、僕は御免蒙るよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...もし燕尾服を着なければならぬようなら御免蒙るという...
夏目漱石 「模倣と独立」
...榎の長者太左衞門の遺(のこ)した、何萬兩とも知れぬ寶、それが何處に隱してあるかわからないから搜してくれといふのだらう」「へエ、よく御存じで」「それは、御免蒙るよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千倍でも万倍でも御免蒙るワ――と言ってやりました...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...仕事がなくつたつて御免蒙る...
牧野信一 「或る日の運動」
...……だから散歩は御免蒙るよ...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...水一杯の御用でも御免蒙るわ...
牧野信一 「歌へる日まで」
...一切の御用を御免蒙ると由し合せてゐるといふ話を説明された...
牧野信一 「酒盗人」
...貴様の娘でなくちゃ御免蒙るよ」「それもよかろう...
夢野久作 「二重心臓」
...この案内は御免蒙る...
吉川英治 「江戸三国志」
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