...わが魂にくゆりし大御光(おほみひかり)のしたたり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...御身体より御光を発して居られましたさうで...
太宰治 「右大臣実朝」
...もっとも尊き御光を拝する気持ちで...
太宰治 「虚構の春」
...嘗ての原始的状態に沈淪した蒙昧な蛮族の居住地に教化の御光を与へ...
太宰治 「津軽」
...その外(ほか)にこの手をくっている箇所は嬰児基督(キリスト)の御頭(みあたま)を飾る御光(ごこう)である...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...十二時過ぎに御光来(ごこうらい)をお待ちすると伝えるように言いつけた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...「今度御光来の節は久し振りにて晩餐でも供し度(たき)心得に御座候(そろ)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この深夜に人間が案内も乞わず戸締(とじまり)を外(は)ずして御光来になるとすれば迷亭先生や鈴木君ではないに極(きま)っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だけんど天使の御光が自分の眼の前に現れ...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...阿弥陀(あみだ)さまという御光(ごこう)が...
長谷川時雨 「九条武子」
...それにもかかわらず頭の周囲には丸い御光が輝いて居る...
正岡子規 「ランプの影」
...明治天皇様の皇后陛下同校に御光栄の時...
三浦環 「お蝶夫人」
...お二人とも御光栄下されたく存じます...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...お側御用人の御光来だな...
山本周五郎 「落ち梅記」
...昭(あき)らかに和(やは)らぎたる新(あら)た代(よ)の御光(みひかり)の下(もと)には...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...それこそ弥陀本体の御光じゃ...
吉川英治 「親鸞」
...仏の御光(みひかり)のとどかぬ所を...
吉川英治 「親鸞」
...アタワルパ陛下の御光来を待つ...
和辻哲郎 「鎖国」
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