...聖観音の御像はとても美しくて、神秘的なエネルギーを感じる...
...それよりはこれまでのどの仏菩薩の御像(おすがた)にも似ていないのでございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...技藝天女の御像(みすがた)の天つ大御身(おほみま)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...その網に一寸八分黄金無垢(むく)の観世音の御像(おぞう)が掛かって上がって来た...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その御像を飾りました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...多年眼に滲(し)みて忘れなかったその御像(おんぞう)は昔ながらに結構でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この御像は彫刻の技術としては無器用であるけれども...
高村光太郎 「回想録」
...他の諸仏像とは全く違った精神雰囲気が御像を囲繞(いじょう)しているのを感ずる...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...あらたかな御像という物凄いほどの力がその超越的な写実性から来る...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...しかも自分自身でさえ御像を凝視するのが恐ろしかったような不思議な状態を想見することが出来る...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...私は今日でもこの御像は再び秘仏として秘封し奉る方がいいのではないかとさえ思っている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...この御像は日本彫刻美の淵源としてその随一な権威を持つものであるが...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...宮城門の楠公の御像(みぞう)の雄姿(ゆうし)又問ひぬ...
渡久山水鳴 「都の話」
...「さっきわしが話した聖母マリヤの御像も...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...日本最初の阿弥陀如来様(あみだにょらいさま)の御像があるということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...文殊菩薩の御像を持参致したわけではござりませぬ...
中里介山 「法然行伝」
...丁度良い朝の腹ごなしでそれからは御門前から孔子樣の御像のあるあたりを拜んで歸ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの小生の机の上にいつも載つてゐる Pax の酒神の御像にひれ伏して先生と彼との...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...御像を首の根まで川の水に浸して雨乞いをしました...
柳田國男 「日本の伝説」
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