...彼は御仁のような立ち振る舞いをしている...
...御仁のご意見を拝聴しました...
...私たちは御仁のお力をお借りしたいと考えています...
...御仁がこの地域の発展に尽力されていることは皆さんご存知でしょう...
...御仁が財界の大物であることは間違いありません...
...御仁政のおかげでございます...
太宰治 「新ハムレット」
...殿下の御仁慈を感泣している...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...つくづくと後世(ごせ)のほども案じられてなりませぬわい」「どうやら床しい御仁体と見受け申したが...
田中貢太郎 「轆轤首」
...かつは貴下の御仁愛を知りつつ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...御惠の森に御仁慈を二十九日午後一時二十四分...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...皇室の御仁慈の下に...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...あなたがたより先に見えた御仁が待っておられるのでな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...和田静馬と名乗る御仁(ごじん)がござる」「これは不思議千万...
中里介山 「大菩薩峠」
...「仏頂寺弥助という御仁(ごじん)は知りませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...上眼づかひに人を見る五十餘りの御仁體です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなことを言つて混ぜつ返しなさんなよ! お前さんは立派な御仁で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「お亡くなりになりました御尊父は――どうぞあの方に天国の恵みがありまするやうに!――実に稀に見る御仁でした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...よく公事(くじ)の代書などを勤めてをるやうな御仁で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...どこの御仁かわしゃ得知らんがあの精女の白鳩の様な足にうなされて三日三小夜まんじりともせなんだ御仁があると風奴がたよりをもて来た...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...御三男の喜三郎となん云へる御仁(ごじん)をば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...手や足を痙攣(けいれん)的に動かして拍子を取っている御仁がある...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...いかなる御仁(ごじん)か...
吉川英治 「私本太平記」
...上野介様の御仁政もあずかって力があった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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