...彼は御仁のような立ち振る舞いをしている...
...御仁のご意見を拝聴しました...
...私たちは御仁のお力をお借りしたいと考えています...
...御仁がこの地域の発展に尽力されていることは皆さんご存知でしょう...
...御仁が財界の大物であることは間違いありません...
...御仁政のおかげでございます...
太宰治 「新ハムレット」
...徳川殿の御感(ぎょかん)にあずかった御仁(ごじん)こそ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...御惠の森に御仁慈を二十九日午後一時二十四分...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...皇太后樣の御仁慈の深き御思召しを偲びまつつて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...宝蔵院流の槍をよくする御仁(ごじん)は誰々でござろうな」と尋ねてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただいま湯に行かれたあの二人の御仁……」村田は...
中里介山 「大菩薩峠」
...上の御仁慈(ごじんじ)をうけつがぬことはないはず...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「お亡くなりになりました御尊父は――どうぞあの方に天国の恵みがありまするやうに!――実に稀に見る御仁でした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...よく公事(くじ)の代書などを勤めてをるやうな御仁で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...かういふ御仁が多ければ多いほど――われわれの酒蒸溜場(さかこしば)も繁昌するといふもんでしてな……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まずは諸国を興すよう御仁政にお励みくださり...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...作家の魂という仮想なしに御仁体(ごじんてい)に直面してゆくことは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先生の御門下に藤井右門(ふじいうもん)と申される御仁がおります」「評判だけは聴いている」「その右門どのが江戸新吉原で刃傷沙汰を起され...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...こは面白き御仁に出で会ひたるものかな...
夢野久作 「白くれない」
...彼(か)の喜三郎と云へる御仁は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...手や足を痙攣(けいれん)的に動かして拍子を取っている御仁がある...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...上様の御仁恕(じんじょ)も...
吉川英治 「大岡越前」
...何(ど)のようにか御仁慈(ごじんじ)を謝して居りました...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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