...詩天の星の宿は徙りぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あの徙崖(しがい)で三方を取巻かれたやうな海...
田山録弥 「島の唄」
...港口を扼したやうに両方から出張つてゐる徙崖の向うには...
田山録弥 「島の唄」
...五年の頃南岳四谷の旧居を去つて北総市川の里に徙(うつ)り寒暑昼夜のわかちなく釣魚(ちょうぎょ)を事とせしが大正六年七月十三日白昼江戸川の水に溺れて死せり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...本郷丸山阿部家中屋敷の住ひに徙(うつ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二年後に徙(うつ)つた後の居所に比すれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徙居入秋初...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樵歌に「予因事徙居都下二旬余...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正月十九日に正精は丸山より小川町の本邸に徙(うつ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは霞亭が東に召された時初より孥(ど)を将(ひきゐ)て徙(うつ)つたとなした事である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六月十八日に福山にある棠軒が神島町下市(かしままちしもいち)須磨屋安四郎の家に徙(うつ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...摂津国より信濃国に徙り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然らば当時徳安改磐安の一家は静岡に徙(うつ)つてゐたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さて弘化四年中に樵山は青山に徙(うつ)つたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その百十三渋江氏が一旦(いったん)弘前に徙(うつ)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...承応二年和泉国(いづみのくに)熊取村五門に徙(うつ)つて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...一条河原御殿に徙(うつ)らせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...尋(つ)いで有栖川宮第に徙(うつ)らせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
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