...詩天の星の宿は徙(のぼ)りぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...将軍家新御所に移徙なり...
太宰治 「右大臣実朝」
...故にスペインで不従順な馬を懲らすに荘厳なる頭飾と鈴を取り上げ他の馬に徙(うつ)し付けると...
南方熊楠 「十二支考」
...分家伊沢の初世信階は本郷に徙(うつ)つた後...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...池田宗家の墓が谷中に徙(うつ)された時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...雖第邸変徙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樵歌に「予因事徙居都下二旬余...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正月十九日に正精は丸山より小川町の本邸に徙(うつ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽は「尋特召之東邸、給三十口、准大監察、将孥東徙、居丸山邸舎」と書してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嗣子復が牧氏に徙(うつ)り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後又これを雑司谷共同墓地に徙した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...成斎は何処へ徙(うつ)つたのであらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次年に至つて徙つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然らば当時徳安改磐安の一家は静岡に徙(うつ)つてゐたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さて弘化四年中に樵山は青山に徙(うつ)つたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...津軽家の上屋敷が神田小川町(おがわまち)から本所に徙されたのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新に江戸から徙(うつ)った家々に沙汰(さた)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...来六月六日に必ず舎内に徙(うつ)れということであった...
森鴎外 「渋江抽斎」
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