...得意顔でいうと相手は顔色を変えた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...マサ子のよ」と七歳の長女は得意顔で...
太宰治 「家庭の幸福」
...そうして得意顔でお帰りになるあなたのお気持が...
太宰治 「きりぎりす」
...得意顔でその事を家の者に知らせてやったら...
太宰治 「作家の手帖」
...まるで御自分が大金持にでもなったみたいに得意顔で家へやって来られて...
太宰治 「千代女」
...釣り上げて得意顔で宿に持って帰ったところ...
太宰治 「令嬢アユ」
...この倉田は仲々露骨な男で寧ろ得意顔で吹聴します...
牧野信一 「女優」
...源少納言や讃岐守(さぬきのかみ)は得意顔で出入りするであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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