...長い自炊の経験などを得意げに話して聞かせながら...
有島武郎 「或る女」
...「誰れだらう?」天聲は得意げに首をひねる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...青年いささか得意げに...
太宰治 「HUMAN LOST」
...(柳麗玉へ)どこで会ったの?柳麗玉 (得意げに)先生の奥さまと一緒に...
林不忘 「安重根」
...さも得意げに『機會』という言葉にわざと力を入れながら述べ立てた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」細君は得意げに云つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...はいどうどう……」と甚兵衛は得意げに馬の手綱(たずな)をさばきました...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...」茂夫は得意げにそう云ったが...
豊島与志雄 「同胞」
...」「とうとう兜をぬぎましたね」と村田は得意げに云った...
豊島与志雄 「反抗」
...料理屋の女中をつかまえて、今一番ほしいものは何だい、などと口占をひいてみたり、こちらのことを反問されると、即座に得意げに、石だと、それが宛も恋人の名前でも云うように嬉しがったものだ...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...得意げに両の目を閉じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小森はそこへ来ると得意げに挨拶する...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ得意げに毒舌を弄(ろう)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...さも得意げにそれを見やってから...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...放蕩詩人……これが僕とバイロン卿との最初の会見だった彼は入ってくるや否や羽根つきの帽子を子供のように左から右へ得意げにうちふりながら踵の先へまっすぐに猪首を立て舞台の友田恭助のように 尊大げに口を切った「われ/\の作りあげた浪漫的精神とそのために必要な義憤と昂奮と...
槇村浩 「長詩」
...一六「ね、どう? ちょいと、あざやかな技倆(うでまえ)でしょう? 門倉さん、それからみなさん方――」と、お初は、得意げに笑って、「ことさら、雪さん、この隠し芸には、幾(いく)らかびっくりしたでしょうね? どう?」と、いったときいつか、彼女は短銃を、じーっと雪之丞その人に狙いをつけているのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その息子がたった今打ち果したばかりの敵王ピュロスの首をさも得意げに自分の前に差し出したのを見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...環(わ)を作つて好奇の眼を輝かせてゐる女中や家族や客人たちをさも得意げに見して...
若山牧水 「熊野奈智山」
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