...従容として自刃の地を求めたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...火の如き赤誠は遂に彼をして其愛する北陸の健児と共に従容として死せしめたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...従容として死についた彼を偲(しの)ぶにつけても...
高神覚昇 「般若心経講義」
...しかも従容として運命の迫るのを直視していた其の態度の美が彼の比類無い行草の藁書(こうしょ)類に歴々と見られる...
高村光太郎 「書について」
...従容として! 私にはもうアルコールもいらない...
種田山頭火 「行乞記」
...従容として、私は生きよう、そして死なう...
種田山頭火 「其中日記」
...従容として死に就くとかいうのとは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...立派な辞世を残して従容として死についたのを二流とし...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...従容として死につく...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...火の燃える表紙が目立つ雑誌店剣花坊焼跡の銀座通ればゆであづき同東京の火宅を出でて田端道同従容としてからかみを背負つてゐる同玄米のむすび思へば豚雑煮同がある...
正岡容 「大正東京錦絵」
...従容として歩いてゆく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...狭い階段を薄暗い竪坑でも昇るように、従容として、立ちどまりもせずに昇って行く...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...従容としてこれに処し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...バックは従容としてその綱を受けた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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