...従妹と一緒に映画を見に行った...
...彼女は従妹として私の親戚です...
...従妹はとても優しくて面白い人です...
...従妹の結婚式に出席するために旅費を貯めています...
...彼女は従妹でありながら、私より年上です...
...岡の従妹(いとこ)に当たる人が幽蘭女学校に通学していて...
有島武郎 「或る女」
...□今月号の従妹に宛てた私の手紙は実におはづかしいものだ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年三月号)」
...こんな従妹なんぞ問題ではないのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...従妹(いとこ)の倩娘が竹にそうて立っていた...
陳玄祐 田中貢太郎訳 「倩娘」
...こう云う機会に従妹(いとこ)と親しませようと云う考もあったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...従妹たるスールディ公爵夫人のもとにいた所を不意に見つけられ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...須永(すなが)と彼の従妹(いとこ)とそれから彼の叔父に当る田口とを想像の糸で巧みに継(つ)ぎ合せつつある一部始終(いちぶしじゅう)を御馳走(ごちそう)に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...僕は何心なく従妹(いとこ)は血属だから厭(いや)だと答えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自分は従妹(いとこ)たちと話に夢中になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親より強(し)いて従妹なる者と結婚せしめられ...
福田英子 「妾の半生涯」
...せんすべもなく哀れな私は従妹美代子といふ美智子でない人物を出すことにしましたが...
牧野信一 「青白き公園」
...……その従妹の顔がふと胸に浮かぶ...
水野葉舟 「遠野へ」
...多賀子さん――顕治の従妹...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...百合子の母の従妹...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うっかり帰ると忽(たちま)ち嫁の相談となってその従妹を押付けられるに違いないから僕も国へ帰りません...
村井弦斎 「食道楽」
...たった一人のお従妹さんです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...正気ともキチガイとも区別されない……実在不可能とも形容すべき絶世の美少女を「お前の従妹で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「従妹(いとこ)」のような気持で名残(なごり)を惜しんでいることは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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