...従妹と一緒に映画を見に行った...
...彼女は従妹として私の親戚です...
...従妹はとても優しくて面白い人です...
...従妹の結婚式に出席するために旅費を貯めています...
...彼女は従妹でありながら、私より年上です...
...私(ひそか)に従妹明子の幸福を神に祈り...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...芝で開業している従妹(いとこ)の女医を訪れ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...かねて用意してあった――それは過日従妹の薬局から盗み出しておいたものです――毒薬を夜中傷口に塗りました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...父母は行く行くはこの従妹を...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...国元から従妹が尋ねて来たから暫く家へ泊めて置くと云った...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...従妹は泣きました...
夏目漱石 「こころ」
...「自分がもしあの従妹の地位に立ったなら」会食中の彼女はしばしばこう思った...
夏目漱石 「明暗」
...お延はこの小さい従妹(いとこ)から...
夏目漱石 「明暗」
...と二人の従妹の手をひいて...
久生十蘭 「春雪」
...百合子は塚田の従妹である...
牧野信一 「明るく・暗く」
...その頃Fの小さな従妹であつた混血児のNが...
牧野信一 「悪筆」
...夕暮時になつて私は寄食先(ゐさふろうさき)の親戚へ戻るために堀留で電車を降りて問屋町の方へ曲つて行くと途上で従妹の輝子に出遇つた...
牧野信一 「奇友往来」
...ペニイの従妹めいたものもあるのではないか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...従妹というもの、ましてたかちゃんのような子、一緒に暮すにいいものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その血筋は私たち兄弟の他にたった一人だけ従妹があって...
柳田国男 「故郷七十年」
...瞑(めつぶ)る…………瞑ればまこと吾が病室(へや)墓原めけり薬瓶 詩書 軸 蛇皮線 経机皆物言はぬ男性なりさあれ昨夜つけ捨てし従妹(いも)の白粉紙にぞ女気を覚え吾一日(ヒトヒ)緋桃の如くなまめけるなり...
山口芳光 「孤閨瞋火」
...あなたのタッタ一人のお従妹(いとこ)さんで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「従妹(いとこ)」のような気持で名残(なごり)を惜しんでいることは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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