...本郷の第一高等学校の脇を通ると多くの生徒が盛に打毬をやって居る...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...ギリシア宗徒もまたおよそ七千万人ありという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その生徒へは普段から口もあんまり利かなかつたし...
太宰治 「思ひ出」
...少数の学徒の間に行われた煩瑣(はんさ)なる教理の講説や伝習そのことは...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...生徒はすぐ声をそろえてそれを繰り返したものであるが...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...同級の生徒が写真ヴァイオリン銃猟(じゅうりょう)などに凝(こ)りしも同然当人だけは大(おおい)に志あるやうに思ひしかど...
永井荷風 「小説作法」
...教師と生徒が個人個人に交際(つきあ)うことがどうであろうか...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...暴虎馮河(ぼうこひょうが)の徒(と)には孔子(こうし)は与(くみ)せずといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...しかしそれも全く徒労におわりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...徒歩でU町の方へ歩いて行った...
萩原朔太郎 「猫町」
...同級(どうきう)の女生徒(ぢよせいと)二十人(にん)に揃(そろ)ひのごむ鞠(まり)を與(あた)へしはおろかの事(こと)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...無学無識の徒に知られざりしはむしろ蕪村の喜びしところなるべきか...
正岡子規 「俳人蕪村」
...悪徒(しれもの)らしいかごかきを相手に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...徒歩で行く旅にも...
三木清 「人生論ノート」
...洋服を着た徒弟等が十五六人...
三島霜川 「昔の女」
...ちょうど悪徒は入れ墨さるるを懼(おそ)るれど...
南方熊楠 「十二支考」
...頬髭長き猶太(ユダヤ)教徒の翁が戸前に佇みたる居酒屋...
森鴎外 「舞姫」
...黄巾の蜂徒(ほうと)百万を...
吉川英治 「三国志」
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