...その慓悍(ひょうかん)な生徒の顔ばかり眺めていた...
芥川龍之介 「毛利先生」
...それから他の囚徒とともに法廷に馬車で送られるのでした...
石川三四郎 「浪」
...徒らに鉱業条例にさし障ることを避けるに勉めて故意に事実を顛倒している...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...俳句の月日は徒(いたず)らに流れているのではない...
高浜虚子 「俳句への道」
...一生懸命で集めた歌曲の譜もまったく徒労(とろう)に属(ぞく)したのである...
田山花袋 「田舎教師」
...チャペック自身がキリスト教徒であることは...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...油の如く徒らに其表面を走るのみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...生徒の目前でぺた/\藪柑子をかいて見せた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...殊にこの信徒には...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大学生や高等学校の生徒や...
中島敦 「虎狩」
...――幾百千人の信徒から集めた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...島原の乱に反徒に党(くみ)して城中に在ったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...歌う鳥等おん身のためにも徒(あだ)ならじ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それなら我々の行状をマホメット教徒や異教徒のそれにくらべてみられるがよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その徒党を倍加してきても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...浮浪人や暴徒の横行する世間はだんだん狭められていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...彼には徒(いたず)らに訊き掘じる気にもなれなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...義を知らぬ忘恩の徒だといわれるだろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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