...彼が去った後釜を探し始めた...
...職場での上司の後釜には誰が適任だろう...
...現在は後釜を探しているので、彼女の代わりに私が担当します...
...彼女が引退すると決まったので、後釜の募集が始まった...
...このチームには後釜候補として多くの有望な人材がいる...
...この男をその後釜に据えた...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...早くもあの婆は後釜にお敏を据えようと思ったのでしょう...
芥川龍之介 「妖婆」
...亡くなつた男がその後釜(あとがま)に据(すわ)つてゐたのを雄弁家がつい早飲込みにその男だと穿違(はきちが)へて了(しま)つたのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...今度自分が後釜(あとがま)へ直つてみると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今度はお豊を後釜(あとがま)に据える計略(ふんべつ)が肝心だ」「でもあんた...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その後釜をねらう者が多くて...
戸坂潤 「社会時評」
...後釜に据ゑてくれといふ強談でしたよ」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後釜(あとがま)に直らうとしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その後釜山の小學校から貰つた郷土讀本を見たら...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...間違いなく自分の後釜にここへ来るだろうと言って...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...筋金(すじがね)が入ることになる」「親方を退(の)けた後釜(あとがま)に坐ることなど...
火野葦平 「花と龍」
...僕がやめれば他の誰かが後釜(あとがま)にすわって僕のやってきたことをやるだけのことで...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...ハヌマンの本尊帝釈を釈尊の後釜に坐るべき未来の仏弥勒(みろく)としながら羅摩...
南方熊楠 「十二支考」
...○竹の子を糠にて湯煮ても昆布にて湯煮ても火を引きたる後釜の中へ冷ゆるまで蒸らしおくべし...
村井弦斎 「食道楽」
...先年女房に死なれたのでその後釜を欲しがっているという...
矢田津世子 「女心拾遺」
...そうして私の後釜(あとがま)には...
夢野久作 「暗黒公使」
...その後釜(あとがま)に座って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...常に劉表の後釜(あとがま)をうかがっていた玄徳じゃないか...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??