...父の後添ひを虐待するやうなことは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...近頃後添いを捜しており...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そこへ後添いに来たとか聞いている婆さんは...
徳田秋声 「爛」
...親類の承諾(しようだく)を得て後添に直しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...執拗にお礼を後添えにと望んでおりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...美しい後添えの女房をつれて江戸へ行ったということで」ガラッ八の話はあまりに予想外です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四方屋次郎右衛門の亡くなった後添いの連れっ娘(こ)で二十二になるお皆というのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝田屋の亡くなつた主人の先妻の連れ子でございます――朝田屋の後添(のちぞえ)の娘お縫さんとは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「後添(のちぞひ)になれとでも言ふのだらう」「え...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな顏が出來る筈はない――若主人の宗太郎も同じことだ」「主人の後添のお源と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「旦那がそのお常さんを後添ひにと望んだこともあるさうぢやございませんか」「そんな氣になつたこともあるよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後添へのお酉から見ると隨分苦々しいことだつたに違ひありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内儀のお千は後添で二十四五...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉のお柳は後添の誰袖華魁より...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後添の話があつても一々斷つて居るやうです」「持病といふと」「私共にはよくわかりませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おもんだってどんなつもりで進んで『大清』の後添いになったか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...どういうつもりで泰文のような下劣な男のところへ後添いに来る気になったのかと...
久生十蘭 「無月物語」
...後添(のちぞ)えの夫人が家庭にいるのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索