...あのやうに若い美しい後添(のちぞひ)を貰ふ事の出来たのは...
薄田泣菫 「茶話」
...こつそり十七人目の後添(のちぞひ)を貰はうとしたが...
薄田泣菫 「茶話」
...後添いの名義にしてしまったもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...丸屋の後添(のちぞひ)になるのは本望ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お秀を後添いに望んでいたという外には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「どんなことがあつたんだ」「越前屋の後添(のちぞひ)の連れ子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのお國といふ後添は立派な女さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...定まる後添もない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死んだ主人の後添ひのお豐くらゐのものですね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐らく仲の惡い後添ひのお加奈の讒訴(ざんそ)かなんかでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後添への私は良い心持がしませんでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あわよくば後添へのお酉(とり)か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美しい後添(のちぞえ)の女はどんなものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――あの赤い端っこは最初焼き捨てる気だったかも知れないが、階下(した)では湯島の吉とその子分が見張って居るから、糸屑を焼く隙も無かったので、手鞠にかがることを思い付いたのだろう」「――」「そこで姪のお雪の手箱に突っ込んで置いたのは思い付きだが、本当にお雪が拵えたものなら、赤い糸も黄色い糸も使わなきゃならない――そこが巧んだようでも大きい手落ちだ」「――」「しかし、あの手鞠のかがりようは、器用で確(しっか)りして居たから、どう見ても女の手際だ、決して男の仕業では無い、あの家でそんな事の出来るのは、お通の外には無いじゃないか」「大変な女があるものですね」「イヤな事じゃないか、でも、石井依右衛門も、これで懲(こ)りるだろう、下女に手を出したり、尼を還俗(げんぞく)さしたり、悪い好みじゃないか、――後添らしく、仲人を立てて親類にも披露(ひろう)の出来る相手を捜しゃいいのに」「あっしも一つそういうのを捜しましょう」「その気で付き合おうか――もっともお雪は駄目だぜ、あれは石井家の倅の幾太郎に嫁合(めあわ)せることになったそうだから」平次は後口の悪さは兎も角、最後まで此事件を見てやったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは後添(のちぞい)のお皆というのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...姉のお柳は後添の誰袖華魁より...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後添を貰つて後に腹違ひの男の子が二人もあるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのはらいせに息子と平二郎の妻(後添いで息子には義母に当ると聞いた)が寝るという噂(うわさ)のある老人で...
山本周五郎 「青べか物語」
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