...こつそり十七人目の後添(のちぞひ)を貰はうとしたが...
薄田泣菫 「茶話」
...東京に芸者をしていたことがあるとか言ったその後添いの婆さん...
徳田秋声 「黴」
...そこへ後添いに来たとか聞いている婆さんは...
徳田秋声 「爛」
...房五郎の後添、お駒の爲には繼母に相違ありませんが、本當によく出來た人で、四十八九にしては若々しい容貌(きりやう)と共に、町内でも褒めものの女房だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三郎兵衛の後添いのお篠...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世間から何んとか言はれるのも承知で貰つた後添で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お秀を後添に望んでゐたといふ外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奥へ入ってみると、後添いのお国は、継(まま)しい二番目娘お雪の部屋で、床の中に入ったまま、見事に喉笛を貫かれて死んでおりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝田屋の亡くなつた主人の先妻の連れ子でございます――朝田屋の後添(のちぞえ)の娘お縫さんとは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな顏が出來る筈はない――若主人の宗太郎も同じことだ」「主人の後添のお源と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世帶は全部後添へのお酉(とり)といふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その櫛はたしかに私の物に違ひないと申して居ります」越後屋の後添へのお酉(とり)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美しい後添(のちぞえ)の女はどんなものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後添の話があつても一々斷つて居るやうです」「持病といふと」「私共にはよくわかりませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二度目は妾(めかけ)とも後添へともつかぬ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おもんだってどんなつもりで進んで『大清』の後添いになったか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのはらいせに息子と平二郎の妻(後添いで息子には義母に当ると聞いた)が寝るという噂(うわさ)のある老人で...
山本周五郎 「青べか物語」
...かよを後添に欲しがっていた男である...
山本周五郎 「風流太平記」
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