...後朝(きぬぎぬ)に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...また後朝(きぬぎぬ)に巻きまきし玉の柔手(やはて)の名残よと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...お二人の間の後朝(きぬ/″\)の使を勤めさせられたものであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...後朝(きぬぎぬ)の思いに後ろ髪を引かれたのかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...辞して出て来たその後朝(きぬぎぬ)のことに思い到ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな御袋(おふくろ)を持ったが最後朝から晩まで泣き通しに泣いていなくてはならない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
野口雨情 「枯草」
...その後朝鮮人と衝突して死者二名負傷者一名を出したこと...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...後朝(きぬぎぬ)や春の村人まだ覚めぬ水を渡りぬ河下の橋川上の女の家を尋ねてのあした...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...日本語を変に訛らすフエリス出卯木劇よりも芝居へ母は行きたがり同町内は法華の通夜で寝そびれる同赤帽は火事場を落る程に背負ひ東魚通過駅そつけもあらず助役立ち同後朝(きぬぎぬ)の釜山は船の笛を聞き同甚五郎以後を我輩落を取り同小頭に貸せば万年筆を甜め同塾長の都をけなすまいことか同汗臭いのが御殿場でドカと乗り同養鶏場もどきにテニスコート出来同勘当がゆりて日比谷の嬉し泣き同冒頭のフエリスは横浜のフエリス女学校...
正岡容 「大正東京錦絵」
...三十日以後朝五・九夕方六・六位にきまった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...結婚の後朝(ごちょう)の使いとして特別な人を宮はお選びになったのではなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美しい纏頭(てんとう)の衣類を肩に掛けているので後朝(ごちょう)の使いであることを人々は知った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...後朝(きぬぎぬ)の惜しみなどあろうはずもない...
吉川英治 「私本太平記」
...その朝の後朝(きぬぎぬ)から...
吉川英治 「私本太平記」
...後朝(きぬぎぬ)ともなれば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後朝(きぬぎぬ)を...
吉川英治 「平の将門」
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