...ロシアを資本主義に後戻りさせてゐる...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...横から口を出したり後戻りしたりしながら...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...その後戻りについて...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...自分の子供の上には又一応後戻りがして...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...秀夫は後戻りをして牡蠣船の前から又新京橋の方へと行つてはじめの場所に立つて見た...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...そっと後戻りをして出口の柱の陰に立っていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...また阪急で夙川(しゅくがわ)まで後戻りして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そこから約十二マイルかそれ以上も後戻りして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...市が拡張されて東京は再び三百年前の姿に後戻りをした...
寺田寅彦 「札幌まで」
...今になってはもう後戻りの出来ない位...
豊島与志雄 「囚われ」
...色々書いたことが皆後戻りをして居る...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...俄に後戻りをすれば却てわざとらしく思はれる...
永井荷風 「畦道」
...せめて歌姫の方へ出る舊道でも見つけようとして後戻りをしてみたりしてゐたが...
堀辰雄 「黒髮山」
...「ちょっと後戻りしますぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...後にのこる六分間というものにまた後戻りして...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...兎は後戻りすることができなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...どっと後戻りして来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...死体を抱いてズルズルと後戻りに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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