...今度は悠然と後戻りして来た...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...その後戻りについて...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...」橇は後戻りした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...後戻りして別の方面へ出て見やうと...
永井荷風 「男ごゝろ」
...思わぬ道草で時間をとり、広小路から末広町を通って、若宮裏へ廻って、門前町へ出で、それから少し行き過ぎて、後戻りをして、樅(もみ)ノ木(き)横町から、ようやく亀岳山万松寺の門前に着きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...如才なく後戻りをしてみせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...話が少し後戻りをして洛北岩倉村へ帰るのでありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...話がまた後戻りをする恐れがあるかも知れないが...
夏目漱石 「道楽と職業」
...後から忘れましたって詫(あや)まったらそれで好(よ)かないの」姉妹は二三度押問答の末ついに後戻りをしない事にした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ネオンサインのぐるぐる廻るバアの前を素通りして電車道まで来ると型の如く後戻りする...
原民喜 「飯田橋駅」
...せめて歌姫の方へ出る舊道でも見つけようとして後戻りをしてみたりしてゐたが...
堀辰雄 「黒髮山」
...後戻りできないなと言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...慌てゝ彼は後戻りをした...
牧野信一 「白明」
...……元の停留所へ後戻りして待つてた方がいゝんです...
正宗白鳥 「雨」
...今來た道を後戻りしようとしたが...
正宗白鳥 「雨」
...兎は後戻りすることができなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...後戻りをしたりしましたがそのあげく...
夢野久作 「霊感!」
...どっと後戻りして来た...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索