...又以前(もと)の部室(へや)へ後戻りをした...
薄田泣菫 「茶話」
...少し後戻りをして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...數ヶ月間の努力が無駄に又後戻り致しました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...色々書いたことが皆後戻りをして居る...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...少し後戻りをして林町の方へ出ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その必要がないから後戻りをはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...後戻りといふことがないやうになる...
フランツ・カフカ 中島敦訳 「罪・苦痛・希望・及び眞實の道についての考察」
...原始生活に後戻りしているのである...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...そこでまた後戻りをして...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...抜き足で後戻りをして...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...後から忘れましたって詫(あや)まったらそれで好(よ)かないの」姉妹は二三度押問答の末ついに後戻りをしない事にした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その傾向を意識するや否や彼はまた後戻りをしなければならなかった...
夏目漱石 「道草」
...そのうち空(から)の汽車が徐(しず)かに後戻りして来ながらそれに横づけになって...
堀辰雄 「幼年時代」
...「さよなら――」とだけいひ棄てると慌てゝ踵を回らして後戻りした...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...彼は腰掛の前までいって後戻りをすると...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...また廊下を後戻りして...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...後戻りをしたりしましたがそのあげく...
夢野久作 「霊感!」
...私は二三歩後戻りした...
吉江孤雁 「夢」
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