...彼は後妻を迎えるつもりだそうだ...
...母の再婚相手が後妻で、最初は仲良くやっていたが、最近は喧嘩が絶えないようだ...
...後妻ができると、元妻や子供たちとの関係が悪くなることが多い...
...彼女の父親が後妻を迎えたため、彼女は家を出て独立した...
...後妻になる前に、彼とは長い交際期間があった...
...今年の始に新井田氏の後妻として買い上げられたのだという事実は渡瀬の心をよけい放埓(ほうらつ)にした...
有島武郎 「星座」
...後妻も一人の時には何もなかった...
田中貢太郎 「前妻の怪異」
...その後妻が近所で捨てられていた子猫(こねこ)を拾って来た...
寺田寅彦 「備忘録」
...親父(おやじ)の後妻にしたらと...
徳田秋声 「縮図」
...二人(ふたり)の子(こ)が有(あ)るのとで到底(たうてい)後妻(ごさい)は居(ゐ)つかれないといふ見越(みこし)が先(さき)に立(た)つて...
長塚節 「土」
...貧乏世帶(びんばふじよたい)へ後妻(ごさい)にでもならうといふものには實際(じつさい)碌(ろく)な者(もの)は無(な)いといふのが一般(ぱん)の斷案(だんあん)であつた...
長塚節 「土」
...午飯(ひるめし)の後妻君と共に新宅へ引き移る事にした...
夏目漱石 「倫敦消息」
...うるさかったんでしょう」「御新造の方は」藤屋万兵衛の後妻で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたしの家も、祖父のころは呉服を大名の奥に納める家業、近所にあった祖母の兄の店が大きかったというが、その兄が死んでから、後妻が、御殿女中あがりだったので、子供に甘くて、店をつぶしてしまったし、時も丁度御維新(ごいっしん)の、得意筋の幕府大奥や、諸大名の奥向きというところがなくなったので、祖父も店をやめてしまって、あたしが生まれたころには、もはや祖父卯兵衛は物故し、父は代言人を職としていた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...立派な芸を持ちながらなにも七十いくつになる三河屋の御隠居の後妻なんかに」いかにも心外で心外でならない口ぶりだった...
正岡容 「寄席」
...後妻にいじめられ...
宮本百合子 「秋の反射」
...瑞仙は後妻があり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを後妻湯(うわなりのゆ)と呼んでおりました...
柳田國男 「日本の伝説」
...その後妻をのこして...
吉川英治 「三国志」
...後妻の章氏(しょうし)も途方にくれていた...
吉川英治 「三国志」
...石清水八幡の宮司田中陶清の後妻は...
吉川英治 「私本太平記」
...しかも今は――さきに浅井長政の室であった信長の妹お市の方をその後妻にむかえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...後妻として迎え容れたのだった...
吉川英治 「源頼朝」
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