...一老夫(いちらうふ)こゝに来り主人を視(み)て拱手(てをさげ)て礼をなし後園(うらのかた)へ行んとせしを...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すべての草木が冬枯れはてた後園の片隅に...
薄田泣菫 「水仙の幻想」
...滑らかな肌をしたこの後園の尼僧は...
薄田泣菫 「水仙の幻想」
...彼(か)れ等(ら)は自分達の後園(こうゑん)にそれを栽培したものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...その後園をスペイン語では...
薄田泣菫 「茶話」
...庭へおりると婢が前(さき)にたって後園の方へ往った...
田中貢太郎 「竇氏」
...媼は南を引きずるようにして後園へ往った...
田中貢太郎 「竇氏」
...りっぱな樹木が植えてある後園など...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...後園に菜種を蒔く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...廃物として後園の片隅に長い間棄ててあったのを...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...伊沢氏では年毎に後園の梅を蔵(えんざう)して四斗樽二つを得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...海晏寺は後園の上...
山本笑月 「明治世相百話」
...後園を歩いてみたが...
吉川英治 「三国志」
...独り後園の昼を見入っていたが...
吉川英治 「三国志」
...後園の古井戸へ投げこんでしまった...
吉川英治 「三国志」
...後園で畑を耕していますが...
吉川英治 「三国志」
...厠(かわや)へ立つふりをして後園に出て見ると...
吉川英治 「三国志」
...彼の姿を後園の池の畔(ほとり)に見ることもなかった...
吉川英治 「三国志」
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