...この一代のわずかの生涯を終ってそのあとは後世の人にわれわれの名を褒め立ってもらいたいという考え...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...それでドウゾ後世の人がわれわれについてこの人らは力もなかった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...後世の歴史家が既に証明している...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...傳説上の人物として後世の物語にも出る...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...後世の物笑いとなるに終わるやもしれぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...後世の月並家が尊重する芭蕉の句というのにはこの主観を暴露した句の方が多くて...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...後世の月並(つきなみ)宗匠あたりがこの挨拶という意味を尊重しすぎて...
高浜虚子 「俳句への道」
...現存の社会と後世の社会の財産を分割することである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ペーレーデース、汝また彼と爭ふこと勿れ、ヂュウスの寵を蒙りて笏を其手に握るとも、彼と等しき光榮を誰かは外に授りし?汝神母の産めるもの、汝まことに勇なれど、 280彼れ大衆に君として權威遙かに優らずや?アートレ,デーよ、憤激をやめよ、我今敢て乞ふ、彼を憎しむこと勿れ、存亡危急の戰に彼ぞアカイヤ全軍の金城堅き守なる!』265 265行は大概の寫本に省かる、後世の添加...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかし後世の本には...
内藤湖南 「支那目録學」
...作曲に没頭したことは後世のわれわれにとっては...
野村胡堂 「楽聖物語」
...且つ後世の仮名のこれに相当するものと対照して示すと次のようである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...その一音が後世の一つの仮名にあたるものにおいては...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...併し此歌を後世の俗氣紛々たる歌に比ぶれば勝ること萬々に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...後世の人のために...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...後世の口きき・手きき・太刀ききなどの「きき」と元一つであろうとある...
柳田國男 「地名の研究」
...意圖しない後世の副作用である...
吉川英治 「折々の記」
...後世の人の手に成つた多くの説話集...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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