...瘠我慢(やせがまん)一篇の精神(せいしん)も専(もっぱ)らここに疑(うたがい)を存しあえてこれを後世の輿論(よろん)に質(ただ)さんとしたるものにして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...それでドウゾ後世の人がわれわれについてこの人らは力もなかった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...後世のために私はこれだけの情実に勝ってみた...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...それは後世の要求を無視せよというのではなくて...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...「私は金を貪るつもりはないのですが、ただすこし豊かにならないと、後世の人に、あの淵明は貧乏性だ、いつまでも世に出ることができなかったじゃないかと言われるのですから、それで我家(うち)を豊かにしていいわけにしたのです、だけど、貧乏人が金持になろうとするのはむつかしくっても、金持が貧乏になろうとするのは、わけのないことなのです、私の金は、あなたが勝手に遣ってしまってください、私は惜しくはありませんから」馬は言った...
田中貢太郎 「黄英」
...以上の理由により此らの段は後世の添加なりと主張する評家あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...後世の學者に研究のヒントを與へた...
内藤湖南 「支那目録學」
...後世の文はその體は皆戰國に備はつて居り...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...後世のいわゆる「万鍾(ばんしょう)我において何をか加えん」の気骨も...
中島敦 「弟子」
...「毛」「母」「慕」等の一類は後世の「も」に相当するのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...後世の仮名ではこれを併せて一様に「き」の仮名で表わすようになったのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
......
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...また後世の儒者にても...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...このようにこの Orchids の方の蘭は後世のものであるから...
牧野富太郎 「植物記」
...後世の独立した四十華厳の種本となった...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...後世の諸版或いは英訳本にならって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...意圖しない後世の副作用である...
吉川英治 「折々の記」
...永く後世の驕慢者にとって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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