...後世の人を教えねばならぬというてわれわれは心配いたします...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...後世のシナ人には...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...後世のシナの煎茶(せんちゃ)は...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...このうえもなく後世の探求的観察家の目をくらますのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...後世の月並家が尊重する芭蕉の句というのにはこの主観を暴露した句の方が多くて...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...多分後世のこじつけであろう...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...しかし後世の本には...
内藤湖南 「支那目録學」
...もし残存しているものがありとすれば非常な珍物中の珍物で後世の愛書家などの手に入ると莫大な骨董的評価を呼ばれるようになるだろうと思う...
中里介山 「生前身後の事」
...後世の偽撰と思われる...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「ゐ」は後世の発音ではイであって...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...後世の仮名では区別しないような音の区別があったのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...それはそう読めば後世の語と一致して...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そんなにまた後世のことを念頭に置いて研究して行こうとされるのは珍しいことですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なお一度後世の学徒に代わって...
柳田国男 「雪国の春」
...後世の恥とでも考へてゐるやうな鏡花氏のアト味のわるげな顏が見えるやうである...
吉川英治 「折々の記」
...何とか生きようもあったろうにと、その一途(いちず)な集団死を、理性で問うのは、後世の、そして平和時の、幸福なるあげつらいというものであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...また後世の先例となろう...
吉川英治 「私本太平記」
...つまり後世の八州十手預りの顔役を配下にもち...
吉川英治 「平の将門」
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