...そうして後世の人がこれを用いることができるように溜(た)めて往かんとする欲望が諸君のうちにあるならば...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...後世の物笑いとなるに終わるやもしれぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...このうえもなく後世の探求的観察家の目をくらますのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...四後世の思想で上代の状態を推測し...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...ヂュウスの頭より生る云々は後世の説...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...216 後世の詩人中ダルダニエーとイーリオスとを同一視するものあり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...―後世の添加なること疑なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...後世の學者に研究のヒントを與へた...
内藤湖南 「支那目録學」
...後世の史家必(かならず)見て以て風俗史の資料となすべし...
永井荷風 「桑中喜語」
...後世の偽撰であるらしい...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...天下後世の識者の嗤笑(ししょう)を如何にせん...
穂積陳重 「法窓夜話」
...地主ならば彼自らが自らの人徳を後世の村民に遺(のこ)すための象(しるし)として...
牧野信一 「ゼーロン」
...後世の歌は想を主とすといへるも間違なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...これが解釋は後世の人に不可能でありますが...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...後世の歴史が示す如く...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...ゆえに後世の寺の和尚や村の隠居輩の説明するごとき...
柳田國男 「地名の研究」
...壮年にして早くも後世の安楽をたのむという愚昧(ぐまい)なことになってしまう...
山本周五郎 「新潮記」
...後世の恥を思ふなどが...
吉川英治 「折々の記」
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