...我らは後世のために善力(Power for Good)を貯蓄しつつあるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...後世の人を教えねばならぬというてわれわれは心配いたします...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...このうえもなく後世の探求的観察家の目をくらますのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...従って後世のことでなければならぬのに...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...皇覽簿・雜事は後世の類書に當る...
内藤湖南 「支那目録學」
...後世の文はその體は皆戰國に備はつて居り...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...彼の身体(からだ)を作上げている、あらゆる元素どもが、彼の皮膚(ひふ)の下で、物凄(ものすご)く(ちょうど、後世の化学者が、試験管の中で試みる実験のように)泡立(あわだ)ち、煮(に)えかえり、その沸騰(ふっとう)がしばらくして静まった後は、すっかり以前(もと)の性質と変ってしまったように思われた...
中島敦 「木乃伊」
...後世の偽撰と思われる...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...後世の研究者の注意を惹いたものがあるとすれば...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...後世の語り草として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...後世の歴史が示す如く...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...ただ後世の類話と異なっていたのは...
柳田国男 「海上の道」
...必ずしも百年後世の学者に委付せずとも...
柳田國男 「地名の研究」
...何とか生きようもあったろうにと、その一途(いちず)な集団死を、理性で問うのは、後世の、そして平和時の、幸福なるあげつらいというものであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...後世の普化僧(ふけそう)みたいなものではない...
吉川英治 「私本太平記」
...いうならば後世の...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この上人へ後世のことや現世のことどもを頼んで行ったらしい事実がたくさんある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...後世の武門武家が...
吉川英治 「平の将門」
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