...国事に奔走する憂国の志士の心事も――無論少数の除外はあるが――後世の伝記家が痛烈なる文字を陳(つら)ねて形容する如き朝から晩まで真剣勝負のマジメなものではないであろう...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...我らは後世のために善力(Power for Good)を貯蓄しつつあるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...後世の歴史家が既に証明している...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...九 後世のツヅミの大きいもの...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...後世の作家はわれわれがその天才をいかにはやしたてようとも...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...殊に後世の僕等にわかる筈のものではない...
辻潤 「自分だけの世界」
...従って後世のことでなければならぬのに...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...後世の文はその體は皆戰國に備はつて居り...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...後世のわれわれにとっては何物にも換(か)え難き珠玉である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...しかしこの歌を後世の俗気紛々たる歌に比ぶれば勝(まさ)ること万々(ばんばん)に候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...只之を真似るをのみ芸とする後世の奴こそ気の知れぬ奴には候なれ...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...後世の歌人は造句を工夫せずして寧ろ古句を襲用するを喜びし故に衰へたり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...後世の相嘗祭は日を異にして十二日早くなり...
柳田国男 「海上の道」
...御幣(ごへい)や後世の鏡などに該当するものだったということで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...後世のやうに狭いもので無く...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...意圖しない後世の副作用である...
吉川英治 「折々の記」
...あの様式ができたのはずっと後世のことである...
吉川英治 「私本太平記」
...それが後世の塚や遺跡などになっている...
吉川英治 「平の将門」
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