例文・使い方一覧でみる「後ろ髪」の意味

...後ろ髪ひかれる思いとはこのことであろう... 後ろ髪ひかれる思いとはこのことであろうの読み方
石川欣一「針の木のいけにえ」

...何に後ろ髪を引かれてらっしゃるか... 何に後ろ髪を引かれてらっしゃるかの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「かもめ」

...後ろ髪を引かるる思いまでする... 後ろ髪を引かるる思いまでするの読み方
豊島与志雄「復讐」

...後ろ髪を引かれ引かれてこれまで来ました... 後ろ髪を引かれ引かれてこれまで来ましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...お豊さんとやらの後ろ髪を引いて... お豊さんとやらの後ろ髪を引いての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...後朝（きぬぎぬ）の思いに後ろ髪を引かれたのかと思うと... 後朝の思いに後ろ髪を引かれたのかと思うとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...「御用ッ」平次の手に後ろ髪を掴まれてしまったのです... 「御用ッ」平次の手に後ろ髪を掴まれてしまったのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...後ろ髪を引かれた... 後ろ髪を引かれたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...それで後ろ髪を引かれるおもひで... それで後ろ髪を引かれるおもひでの読み方
牧野信一「「学生警鐘」と風」

...後ろ髪を曳かれるやうに二三歩後退りによろ／＼としたり... 後ろ髪を曳かれるやうに二三歩後退りによろ／＼としたりの読み方
牧野信一「心象風景（続篇）」

...稍しばらくそれもあの石倉屋のやうに良心の苛責にはゞまれて後ろ髪を曳かれたり前にのめつたりしてゐたが...
牧野信一「心象風景（続篇）」

...他方では後ろ髪を蓄える... 他方では後ろ髪を蓄えるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...さすがにお延は新九郎に後ろ髪をひかれるかして... さすがにお延は新九郎に後ろ髪をひかれるかしての読み方
吉川英治「剣難女難」

...蜀朝廷は実にいつも遠きに孔明の後ろ髪（がみ）を引くものであった... 蜀朝廷は実にいつも遠きに孔明の後ろ髪を引くものであったの読み方
吉川英治「三国志」

...後ろ髪を引かれるような暗い心地は少しもしないのである... 後ろ髪を引かれるような暗い心地は少しもしないのであるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...誰しも後ろ髪をひかれるとみえ... 誰しも後ろ髪をひかれるとみえの読み方
吉川英治「源頼朝」

...纏綿（てんめん）たる後ろ髪を引くものがないではなかった... 纏綿たる後ろ髪を引くものがないではなかったの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...後ろ髪をひかれる風は見えない... 後ろ髪をひかれる風は見えないの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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