...少し気分が悪いから」友だちはそこそこに帰って行く清三の後ろ姿を怪訝(けげん)そうに見送った...
田山花袋 「田舎教師」
...その後ろ姿をお銀様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...井戸端へ持って行って置いた人の後ろ姿を見たんですって」「そいつは有難い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...役人について来た二三人の御用聞の後ろ姿を見送って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人の後ろ姿を伏し拝みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...哀れ深い繩付きの後ろ姿を見送つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもこれも熊五郎の仕業で――」駒吉はいろ/\と立ち働くお秀の後ろ姿を眼で追ひ乍ら腑甲斐(ふがひ)なくも涙組むのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あわてて路地を飛び出した怪奇なる後ろ姿があつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...容易ならぬ怪物(えてもの)と思わないか」田之助が母屋(おもや)へ入って行く後ろ姿を見送って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その後ろ姿が隱れた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小僧の後ろ姿を見とがめました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俳畫のやうな後ろ姿で...
三好達治 「霾」
...姫君が立って隣室へお行きになった後ろ姿を見たのであろうと少将は思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...机を前に端然と坐していられる後ろ姿が見える...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...その後ろ姿を見送った私は...
夢野久作 「少女地獄」
...後ろ姿を怪魚と見せて...
吉川英治 「江戸三国志」
...その後ろ姿をきッと睨んだ新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...そして出て行く父の後ろ姿を...
吉川英治 「新書太閤記」
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