例文・使い方一覧でみる「後ろの方」の意味
スポンサーリンク...後ろの方へ下げてずっと後ろの方へ下げて... 
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...渠（かれ）は大野夫婦の席の後ろの方から...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いつでも目を後ろの方へ向けてゐたからだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...かつてフィルハルモニーで彼の人身攻撃をやった男が後ろの方の席から拍手をしたりした...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...だが、斜後ろの方から、しゃがれた女の声が飛んできた...
豊島与志雄 「変る」
...後ろの方でひそひそと囁く声が...
豊島与志雄 「電車停留場」
...ふいに後ろの方が大きな声がした...
豊島与志雄 「同胞」
...あの山の後ろの方まで遠征して行ったものだろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろの方は何が何だかわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのう、姉さん、お弁当が出来たら急いでこの人に渡して下さい」お角さんは、門の中へ引き込んで来る一頭の駄賃馬の合図と、後ろの方、台所の方面へ向って女中へ弁当の催促を一度にしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「成程、これは良い出來だ」そんな事を言ひ乍ら、小屋の後ろの方、見物人の爲に作つた、葭簾（よしず）張の便所の側まで行くと、平次は默つて突立つたまゝ、暫くは動かうともしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その瓶を搜してくれまいか」平次は後ろの方で事件の成行を不安相に眺めて居た徳三郎を顧（かへり）みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刄を後ろの方一間半も離れてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろの方にはね除（の）けたまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...弥三郎は後ろの方にハネのけた唐櫃（からびつ）の蓋の下から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...踏臺は後ろの方に蹴飛ばしたらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たぶん後ろの方の穴に違いあるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから教室でも後ろの方にならんだが...
牧野信一 「交遊記」
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