...いちばん後ろにいた蓮の花のように白い着物を着たのは...
田中貢太郎 「竹青」
...刀を抜いて群衆の後ろから無二無三にきり込んで来たので...
中里介山 「大菩薩峠」
...改めてそれの馳(は)せ行く怪獣の後ろ影を呆然(ぼうぜん)と見送ったばっかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろから青年と行き違ひに来る男の声を聞いた...
長與善郎 「青銅の基督」
...よろめく利助の後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「野郎ッ」ひるむ後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろの板――丁度中へ入つた人の心臟のあたりに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろ姿が見えてゐたから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろから抱き止めてその不心得を散々言ひ聽かせた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろ手にいましめられて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...黒い仔羊皮(アストラハン)の角が前と後ろへ一つづつ突き出てゐた)舟型帽(カラーブリク)をかぶり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ふとだれか後ろからとんきょうな声を上げる者があった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ところが揺籃の後ろに児の啼き声がする...
南方熊楠 「十二支考」
...二人の声高なはなしを先刻から後ろ耳で聞いていたが...
吉川英治 「三国志」
...後ろ向きに腰かけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...混雑にまぎれて後ろ向きに座をしめていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一人は後ろから首を締め...
吉川英治 「松のや露八」
...後ろ手に縛(くく)られた手をしきりにもがいていた...
吉川英治 「源頼朝」
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