「後れ」の意味
遅れること
小説での「後れ」の使い方
...少し後れていたので...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...九 小窓から出たEの顔龍子は定められた順番よりはずつと後れて五時近くになつて呼ばれた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...わが佐賀藩をして他の諸藩に後れは取らせまいと...
大隈重信 「青年の天下」
...たちまち他の国々より文明が後れて...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...吾々の時代は他の諸科学に較べて決して発達の後れてはいない筈の...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それが英仏よりも著しく資本主義的発達が後れているプロシャに這入ると...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実を云うと路面電車程時代後れな交通機関はなくなったのである...
戸坂潤 「社会時評」
...――五日の晩は急用で後れたこと...
豊島与志雄 「生あらば」
...「後れましたのでしょうか...
豊島与志雄 「非情の愛」
...後れたるランスロットよ...
夏目漱石 「薤露行」
...一々の利害得失やらに就(つい)て一言の意見を述べる事の出来ないのを大いに時勢後れの如くに恥じた...
夏目漱石 「余と万年筆」
...最も後れているにもかかわらず...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...」あまり後れると袖太がその鞍へ私を乗せたがるので...
牧野信一 「剥製」
...今日夕暮の事なり例の髯曹長は前の宿舎に来りて怒鳴り散らすやう「お前らはなぜ飯を定規の時間に取りに来ぬか時間に後れて取りに来ては困るぢやないかこの後時間におくれたら飯を渡さぬからそのつもりで居るやうに………その上に自分で飯を取りに来ずに人に取りに来させるとはどういふわけだ………」今まで黙つて聞いて居たる某は得(え)こらえずして「私ども自分で飯を取りに行く事は出来ません」と答へぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...それがために朝飯がいつも後れる...
正岡子規 「病牀六尺」
...やや後れて数学の問題及び答術を絵馬に仕立てて諸社寺に奉納することも始まった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...大番頭にて沖田源左衛門と申す」「申後れました...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...ともすると後れる梶井君を待つて...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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