...後ほど履歴書(りれきしょ)をおとどけしましょう...
芥川龍之介 「文章」
...痛い腹まで探られますわね……じゃ興録さん後ほど診(み)ていただけて?」事務長の相談というのはこんなたわいもない事で済んでしまった...
有島武郎 「或る女」
...博士の最後ほど奇々怪々なるものはなかったのである...
海野十三 「ある宇宙塵の秘密」
...監督にも云って置きましたから、今日は後ほど、台辞の当人である三原玲子氏にも訊いてみることになっています……如何です、不思議でしょう」「…………」帆村は余程感動したらしく、無言で頤(あご)をつねっていた...
海野十三 「獏鸚」
...酔漢の方も……ではまた後ほど」ガチャリと受話器の音...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...……(金をわたす)あとはまた後ほど...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...いずれ後ほど――」とそのまま使いの者を返させた...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...朝食後ほどなくして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...これより以前には肺病はその後ほどは多くなかった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いろいろのお喋りを後ほど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この村はその後ほどなく...
柳田国男 「海上の道」
...T「後ほど屋敷へ持参致せ」と言って立ち上る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...かれは養父の死後ほどなく姓を河瀬と更(か)え...
山本周五郎 「日本婦道記」
...またさきに梓潼郡(しどうぐん)に流されていた前軍需相の李厳も、「孔明が生きてあらん程には、いつか自分も召し還されることがあろうと楽しんでいたが、あの人が亡くなられては、自分が余命を保っている意味もない」といって、その後ほどなく、病を得て死んだといわれている...
吉川英治 「三国志」
...後ほどその兼好と一しょに喰べてやろう...
吉川英治 「私本太平記」
...後ほどご同道願えましょうか」「それならおやすいこと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後ほどのことといたそう...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ボイル博士も後ほど手紙を書かれるでしょう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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