...お前が脊後へ退くときには...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...この勢いに、さすがの犬もおどろいて、後へ退くと、雀はまた元のように飛び去りました...
高神覚昇 「般若心経講義」
...後へ退くものかと思って奮闘しているうちに...
田中貢太郎 「母親に憑る霊」
...一歩進んだら後へ退くのも前へ出るのと同じように恐ろしいのとで...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...後へ退くどころか...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...玄徳軍は討たれ討たれ後へ退く...
吉川英治 「三国志」
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