...二十年後の世界を見物に来た本間という少年ですがね……」と僕が名のりをあげると...
海野十三 「海底都市」
...二十年後の世界へ追いかえすのだ」僕は泣かんばかりにして辻ヶ谷君に頼んだ...
海野十三 「海底都市」
...後の世まで残しておくことじゃ...
海野十三 「火星兵団」
...すなはち死後の世界から...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...後の世の人は、この母上の皇后の、いろんな雄々(おお)しい大きなお手柄(てがら)をおほめ申しあげて、お名まえを特に神功皇后(じんぐうこうごう)とおよび申しております...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...後の世の語り草にもと老眼の脂(やに)を拭いつゝ書き留めておくと云うのであって...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...ずっと後の世になっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして死後の世界は彼等の云ふ永遠の饗筵なのであるなどと...
「修道院の秋」
...後の世の幻燈(げんとう)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無限の寂寥を宿した死後の世界を想像させるだけで...
久生十蘭 「白雪姫」
...それは「死後の世界」といったようなもので...
久生十蘭 「ノア」
...後の世を無しとする身もこの世にてまたあり得ざる幻を描く既成宗教を信じない作者は来世を信ずることはない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...変わらぬ恋を死後の世界にまで続けようと源氏の誓うのを見ると何の疑念もはさまずに信じてよろこぶ様子などのうぶさは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...盲で貧乏だったのに、またもろもろの学問が規則や確実な観察の中に表現される以前の人だったのに、あんなにも多くの学問を知っていたからこそ、後の世の、国をおさめたり・軍を指揮したり・(c)その属する派のいかんにかかわらず(a)宗教や哲学を論述したり・また芸術について語ったりする・人々が、みんな彼をあらゆる知識におけるはなはだ完全な師と仰ぎ、彼の著書をあらゆる種類の才能の苗床のように利用したのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし私の教えが後の世で繁昌をするならば...
柳田國男 「日本の伝説」
...戦後の世界は戦前においてさまで優勢でなかった思想が勃興(ぼっこう)し初めたために...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...その後の世上のうごきである...
吉川英治 「私本太平記」
...後の世までの語りぐさに伝わっている...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??