...」と背後から声をかけられ...
太宰治 「清貧譚」
...これは坑夫の出入(でいり)だの労働の時間だのを検査する所だと後から聞いて...
夏目漱石 「坑夫」
...尤も代助の卒業前後からは其待遇法も大分変つて来(き)て...
夏目漱石 「それから」
...延び上ってもいろいろな人が自分を追越すように後(あと)から後から来る陰になって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...馬の後から歩いて來たお前が知らなきや何うかしてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淨土宗の場合に於ける同樣で出羽の禪宗は主として越後から入つたものである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...いちばん最後から行きますと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...後からM君が気づかわしそうに辿(たど)る...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...承知いたしました」越後から来た行商人はうやうやしげにおし戴いて見せた...
本庄陸男 「石狩川」
...落着かうとすればするほど背後から吹きまくられる烈風のために...
牧野信一 「病状」
...前後から同時に緊めつけてくる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...背後から氷の破片と罵声がだんだん速度を早めて追って来た...
横光利一 「上海」
...それは後からお訊きしますわ...
横光利一 「旅愁」
...その人か」勝三郎が呼びにやった兵が帰って来て、その後から、光秀は歩いて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが後からつづいて来い――...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしはその晩の有様を覗いた後から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...後から尾(つ)いて行った...
吉川英治 「松のや露八」
...その後から一団になって尾(つ)いて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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