...これにさきだって一律詩を作ってその帰国に贈る...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...王次回の律詩中に秋霖纔過市成レ渠...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その事は其詩稿来青閣集に収められた律詩にも見えてゐる...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...不知不覺の中に「口調の好い定律詩」に變化してしまふ恐れがある...
萩原朔太郎 「青猫」
...定律詩と自由詩との特異なる相違を一言でいへば...
萩原朔太郎 「青猫」
...定律詩の音樂的效果は...
萩原朔太郎 「青猫」
...確然明晰なる拍節を踏む定律詩は...
萩原朔太郎 「青猫」
...之れに反して普通の定律詩は...
萩原朔太郎 「青猫」
...定律詩の困難は、最初に押韻の方則を覺え、その格調の心像を意識に把持する、即ち所謂「調子に慣れる」迄である...
萩原朔太郎 「青猫」
...自由詩は定律詩に戰を挑んだ...
萩原朔太郎 「青猫」
...最も幼稚な定律詩である民謠や牧歌の類を取つて見ても明らかである...
萩原朔太郎 「青猫」
...定律詩と自由詩、古典主義と自由主義とは、本質的にその「美」の對象を別にする...
萩原朔太郎 「青猫」
...一方の定律詩に就いても言へるだらう...
萩原朔太郎 「青猫」
...しかもすべての詩は――自由詩でも定律詩でも――本質上に於て音律を重要視し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...第二章 詩と非詩との識域前章に述べた通り、詩とは音律本位の文学であり、自由詩をも、定律詩をも、共に包括し得る意味の韻文――本質観としての韻文――である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...前者は正しく定律詩の音律美で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自由詩が自由詩たる為に定律詩でなければならないという如き...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...蘭軒の律詩には阿部家世子の慶事と孝経刻成の事とが頷聯に用ゐてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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