...それを又親父はとても律儀に考えて...
高村光太郎 「美術学校時代」
...例の異常の正しさを以て怠らず律儀にお働きになり...
太宰治 「右大臣実朝」
...必ずしも律儀に三人目のひとを選ばずともよい...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...なまじっか、律儀に、ご尊名などを聞かなければ、雲州侯(うんしゅうこう)も手玉に取った、御数寄屋(おすきや)坊主の宗俊が、蔭間(かげま)茶屋通いの、上野東叡山(とうえいざん)の生臭(なまぐさ)か、そんなことに頓着なく、「ハイ、有難う御座います」で、百文も失わずに済んだではないか...
辰野九紫 「青バスの女」
...かならず六本ずつの原稿を律儀に渡しつづけた...
山川方夫 「愛のごとく」
...律儀に秒をきざむ音だけだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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