...しかも現君主に対しては非常な尊敬を払つて待遇する...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...政府がこれを待遇するの方法において...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...政治上宗教を待遇するの法は...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...米国の如きもこの種の僻見を一掃して日本人を待遇することは...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...待遇するのだった...
徳田秋声 「縮図」
...お客を待遇することは...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...個人の歴史的運動――それは前の説明によれば個人を理解し又之を待遇することによって生ずる運動であった――は時代の夫に終局的に帰着しなければならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼が詩人振って自己解釈し乃至自己待遇する――個人の自覚されたる歴史的運動に寄与する――ことによって決定せられるのではなくして...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...伯は此等の外人を待遇するに於て亦能く親切鄭寧を盡くすがゆゑに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...快く人を待遇する気になったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それほど騒がせておいて、帰ってみれば一言の申しわけもなく、打通る大風にも驚かせられましたが、あれほど焦(じ)れて、ポンポン啖呵(たんか)をきっていた親方の女が、当人が現われてみると小言一つ言わず、腫物(はれもの)にでもさわるように御機嫌を取るのを見て、かえって歯痒(はがゆ)いくらいに思いましたが、今度はその従者に対する言語挙動が、まるで奴隷に対するような扱いであり、軽蔑と、叱咤(しった)とを以て、待遇するのに、このグロテスクな従者に、一言のないことにも驚かされました...
中里介山 「大菩薩峠」
...先に車夫を鄭重に待遇するやうにならば...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...お前らの前におれたちがまた屈従せねばならぬと言ふのか太て/\しい強盗どもを待遇する途をおれたちが知らぬといふのか春は音を立てゝ河瀬に流れ風は木犀の香を伝へてくる露を帯びた芝草に車座になりおれたちはいま送られた素晴らしいビラを読み上げるそれは国境を越えて解放のために闘ふ同志の声撃鉄を前に...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...もし各自の随意に待遇する者とせんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...紀伊守が主人をよりよく待遇するために奔走している時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また夫人として待遇することもなしにまれまれ通っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...待遇する也...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...ご辺を如何に待遇するかは...
吉川英治 「三国志」
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