...来さうにもない手紙を待つてたけれども駄目だつた...
伊藤野枝 「日記より」
......
種田山頭火 「其中日記」
...――待つてくれ八...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し待つてくれ」平次は木戸へ引返すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口を開いて待つて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あつしを待つて居てくれたのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ま、ま、待つて下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...待つてゐたんだ」平次はいかにもさり氣ない調子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜が明けるのを待つ気でいると...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...霧の晴れ上がるのを待つ間...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...――仲間のものにとり巻かれた守吉が、崖下に立つてゐる私をゆびさして、説明をはじめたらしいので、私は大きにあわてゝ、「違ふぞ/\、待つて呉れ、守吉の感違ひなんだ...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...大空の月だに宿るわが宿に待つ宵(よひ)過ぎて見えぬ君かな宮はこの日に新婚する自分を目前に見せたくない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...地下室に降りるとその男は放射室の前の椅子に順番を待つために腰を下ろし...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...まるで求めて幕府の譴責(けんせき)を待つようなものじゃないか」「それで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...セエヌ河に煙花(はなび)の上(あが)る時の近づくのを待つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...戸口に待つてうつとりとして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...死後の花見を待つばかりだ」夜もふけたので...
吉川英治 「私本太平記」
...いや使いの戻りを待つのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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