...人待ち遠しい時には...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...連句が日本人自身から正当に認められる日の来るのはなかなか待ち遠しいかもしれない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...羽子板を突いている少(わか)い娘たちの顔にも待ち遠しい色があった...
徳田秋声 「足迹」
...「どうだ新さん待ち遠しいだろう...
徳田秋声 「新世帯」
...これで思ひ通り猟が出来るんだから明日(あした)が待ち遠しいな...
豊島与志雄 「悪魔の宝」
...湿っぽい梅雨(つゆ)が却(かえ)って待ち遠しい程熾(さか)んに日が照った...
夏目漱石 「それから」
...たぶんイーヴォス氏は花嫁が待ち遠しいでしょうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私は日曜が大好き! 殊に明日の日曜は待ち遠しい...
牧野信一 「美智子と日曜日の朝の話」
...あしたの待ち遠しい心の上に薫っているのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体のよくないときの夜は何と明けるのが待ち遠しいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それすら返辞を聞くことが待ち遠しいであろうと仰せられた帝であるのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは待ち遠しいことであっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔以上に待ち遠しい日が重なるのではないかと不安でならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あたし待ち遠しいくらいなのよ」おもんが亡くなったのは十月下旬の...
山本周五郎 「柳橋物語」
...夏の過ぎることばかりが待ち遠しい...
横光利一 「琵琶湖」
...共に暮す日が待ち遠しいのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...一日一日が待ち遠しい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...待ち遠しい楽しみでも見物に来たように寺を覗(のぞ)いてそういった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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