...往生際を感じるなよ...
...往生際を見せずに頑張れ...
...彼女の往生際のなさには呆れた...
...往生際を見せて、あきらめよう...
...往生際を決めるのは自分次第だ...
...往生際の見苦しい奴だ...
泉鏡花 「活人形」
...往生際の悪い丁稚(でっち)だ...
泉鏡花 「婦系図」
...ドレゴは往生際(おうじょうぎわ)が悪かった...
海野十三 「地球発狂事件」
...往生際(おうじょうぎわ)の悪い奴だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...実にあなたたちは、往生際が悪い...
太宰治 「お伽草紙」
...實にあなたたちは、往生際が惡い...
太宰治 「お伽草紙」
...男と云うものは往生際(おうじょうぎわ)が肝腎(かんじん)ですわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ここで拙者の往生際(おうじょうぎわ)を邪魔立てしようというなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺、君がそれほどまでに死にたくなったんじゃ是非もない、いかにもおれの痩腕じゃ、仏頂寺の死際を取抑えるわけにいかんのはきまっている」「だから、おとなしく、それに坐って、拙者の腹の切り方と、往生際を、またたきもせずに見届けていることじゃ」「じゃといって――友達が死ぬのを、いい気でおとなしく、眺めちゃあいられまいじゃないか」「なあに――生(なま)やさしいのが、じたばたするんじゃない、仏頂寺ほどの亡者が、得心ずくで腹を切るのだ、見ているうちには胸が透いてくるよ」「ばかな――なんらの意義も理由もなく、友達が腹を切る、よろしいお切りなさい、拙者が傍から切りっぷりを拝見なんてすましていられるか」「すましていられなけりゃ、濁ってなりと、かぶってなりと見ておれ、そんなことにかかわっちゃおられん...
中里介山 「大菩薩峠」
...往生際がとても美事で...
中里介山 「法然行伝」
...これを持って浄土へおいでなさいまし」といって栗の木の杖を送り越して来たから、その返しのおくに、老らくのゆくすゑかねておもふにはつくづくうれし西の木の杖そうして弘長二年の頃法然の孫弟子の敬西房(きょうさいぼう)という者が(これは法蓮房の弟子)関東へ下る時に、法然の伝(つて)を持たせてやった処、数日それを読んで、法然との間に手紙の往復があったが、その翌年十一月二十二日に臨終正念にして端座合掌の往生をとげられたというが、その往生際は、唐衣(からぎぬ)を着て、袈裟(けさ)をかけて西の方に阿弥陀仏を掛け、椅子に上って威儀少しも乱れなかったということである...
中里介山 「法然行伝」
...往生際が汚ねえぞ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...往生際の悪い西洋人だから...
牧逸馬 「運命のSOS」
...往生際(おうじょうぎわ)が楽だったのにと...
吉川英治 「大岡越前」
...往生際(おうじょうぎわ)に人に嗤(わら)われるよりも...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...見事参るか!」「往生際に...
吉川英治 「剣難女難」
...「往生際の悪い奴めがッ」いきなり颯然と銀光の輪を描いて...
吉川英治 「剣難女難」
...往生際(おうじょうぎわ)の悪い女だッ」孫兵衛は苦もなく身を避けた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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