...言句(もんく)なしに往生するさ...
泉鏡花 「婦系図」
...砂の中で往生するかどうか...
海野十三 「蠅男」
...往生するという魔所だ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...霜どけ路に進退きわまり立往生することもしばしばでしたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...内憂外患これではもう往生するよりほかはないと思うことがある...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それなりで往生する奴でもございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...或時明日の申(さる)の刻に往生するからといっていたが...
中里介山 「法然行伝」
...「ただ念仏さえ申せば往生する...
中里介山 「法然行伝」
...お前は安らかに往生するがよい...
中里介山 「法然行伝」
...参議兼隆卿は上人が光明遍照の文を誦して往生する処を夢み...
中里介山 「法然行伝」
...決定(けつじょう)して南無阿弥陀仏にて往生するぞと...
中里介山 「法然行伝」
...大抵七八時間の「早さ」で往生するのを防ぎ...
長與善郎 「青銅の基督」
...安らかに往生する工夫は無いものかと...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...絞められたくらいで往生するような婆アじゃあるめエ」いきなり死骸を抱き起こしましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「皆なで可愛がつてやるから往生するんだぞ...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...少し善ければそれで我慢して置いて安楽に往生するサ 迷わずに往ってくれたまえ...
正岡子規 「墓」
...思い切りよく往生するかも知れねえ――彼の足は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...責任ある断定を下さなければならないから往生するよ...
夢野久作 「無系統虎列剌」
便利!手書き漢字入力検索