...ある区のある町はほとんど全市民が相往来するから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ゆっくり往来する...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...全身には悪熱悪寒が絶えず往来する...
田山花袋 「一兵卒」
...平生親しく往来する友も少なかった...
寺田寅彦 「イタリア人」
...深山と笹村とが二年ぶりでまた往来することになった時...
徳田秋声 「黴」
...正服の軍人が往来するのもごく自然らしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この人生れてより下二番町(しもにばんちょう)に住み巌谷小波(いわやさざなみ)先生の門人とは近隣の誼(よしみ)にて自然と相識(あいし)れるが中(うち)にも取りわけ羅臥雲(らがうん)とて清人(しんじん)にて日本の文章俳句をよくするものと親しかりければ互に往来する中われもまた羅君と語を交(まじえ)るやうになりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...入江の方から帆柱が林のように立っている間をおりおり小舟が往来するのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから船中を往来するごとに...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋の中を往来するのでも...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...けれども斯(こ)うして船に乗(のっ)て亜米利加(アメリカ)に往来するのも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...東蝦夷地のシリベシ嶽は高山にして其絶頂に径り四五十町の湖水ありその湖の汀は皆泥なりその泥に羊の足跡ひしとありといふ奥地のシリベシ山を日本紀(斉明五年)に後方羊蹄(シリベシ)とかゝれたると此蝦夷の山と同名にして其文の如く羊の住めるはいと怪しと蝦夷へ往来する人語りし誠に羊蹄二字を日本紀にも万葉にもシの仮字に用ゐしは故ある事ならん...
牧野富太郎 「植物記」
...御病気を聞き伝えて御帳台のまわりを女房が頻繁(ひんぱん)に往来することにもなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...又鎮守の御社に往来する用が多かつたが女たちなどは家でする事があるので...
柳田國男 「祭のさまざま」
...舞台と楽屋の間を往来する道具方の黒い足が...
吉川英治 「江戸三国志」
...二よくこの山を往来する炭焼きなのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その後悔が頭のなかを往来する...
吉川英治 「宮本武蔵」
...日本を往来する航海者貿易商人たちの間ではすでに知名の人となっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
