...男女の学生が自由に往来するを少しも干渉しないのみならず...
内田魯庵 「四十年前」
...人々は勝手に往来することが出来る...
高浜虚子 「丸の内」
...それから往来するようになったのであった...
田中貢太郎 「水莽草」
...忙わしそうに往来する姿を見守った...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...ひまをぬすみてしばしば往来するさえあるに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...幾多の人馬が往来することに...
中里介山 「大菩薩峠」
...何万という人が往来する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼は何時もの通り千駄木(せんだぎ)の町を毎日二返(へん)規則正しく往来するだけで...
夏目漱石 「道草」
...停車場とその病院の間を往来するバスが...
原民喜 「秋日記」
...田丸先生の内命を受けて使いに出た者ではないのかなあ? それが吉村や薩賊と往来するなどとは怪からん...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...美しい人びとの往来する朱雀大路(すざくおおじ)を思うだけでも...
室生犀星 「津の国人」
...もしくは狩をしにしばしば人の往来する所では...
柳田國男 「名字の話」
...往来する人たちが振り向いて見るほど...
山本周五郎 「へちまの木」
...白衣道者の往来するのに逢わないことはない...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...さまざまな感慨が胸を往来するのであろう...
吉川英治 「三国志」
...君らがこの城門を往来する日はなかったのだぜ...
吉川英治 「三国志」
...あたかも電光(いなずま)のごとき速度で往来するのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...大廊下を往来するにもつい駈け足になり...
吉川英治 「新書太閤記」
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