...兄弟達のゐる處から彼の小舍に往くには...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...――人の世の往くさ來るさに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...「人生は重き荷を負うて遠き道を往くが如し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どうしても唖の女を伴(つ)れて往くことはできないので...
田中貢太郎 「唖娘」
...後(あと)から往く」許宣は禅師から鉢盂をもらって李幕事の家へ帰った...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...俺は後から往く」「はい」広栄は思いだして...
田中貢太郎 「春心」
...「そうですね」「私の我ままをとおさしてくださいましよ」女の声は蝋燭(ろうそく)の燈のめいって往くようなとろとろした柔かな気もちになって聞えて来た...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...翅(はね)のないかぎりあがって往くというようなことは想像にも及ばなかった...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...物がいて出て往くようであったが...
田中貢太郎 「瞳人語」
...私はこの比(ごろ)よく出かけて往く坂の上のカフェーで酒を飲みながら...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...往くともなしに跟(つ)いて往った...
田中貢太郎 「妖影」
...ストウンとギブスンは船が遠ざかって往くのだと視察したと同じように...
牧逸馬 「運命のSOS」
...馬の往くままに進行すると...
南方熊楠 「十二支考」
...僕はふいとその家へ往く気になって...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...先ずここから石原の所へ往くには...
森鴎外 「雁」
...手足の太った鬼が往くぞ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...キユウル・アネエと云ふ所へ往くことにした...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...あんじゆとつし王とを買つて丹後の由良へ往く...
森鴎外 「歴史其儘と歴史離れ」
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