...自分の恥を大勢の中へわざわざ見に往くものがありますかというと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...何とかして拝見させていただくわけには往くまいかと...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そして事実にもとづいたほんとうの話が書かれるために往くのだ! この閉めた車は塩づけの魚の匂い...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それにもかかわらず地獄の火の国には往くことになるかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「向こうへ往く」ということは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...どうしても唖の女を伴(つ)れて往くことはできないので...
田中貢太郎 「唖娘」
...半町(はんちょう)ばかり往くと桐島の邸(やしき)が来た...
田中貢太郎 「黄燈」
...今まで傍にいた鹿はどこへ往くともなしに急にいなくなってしまった...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...遠国に往くつもりでござる...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...お手間は取らせませんから」許宣はすぐ今日もらって往くよりは...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...お嫁に往こうと往くまいと私の勝手で御座います』というんだヨ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...僕の往くまでにもその戸を下から押し上げて開けようとしたものがあつたのだが...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...それが次第に大きくなって往く...
正岡子規 「ランプの影」
...やはり辺先生の所へ学びに往く...
南方熊楠 「十二支考」
...其時平八郎が「どこへ死所(しにどころ)を求めに往くにしても...
森鴎外 「大塩平八郎」
...佐渡へお母あさまのお迎えに往くことも出来よう...
森鴎外 「山椒大夫」
...二箇所を断つて一箇所に往くといふやうな日もある...
森鴎外 「追儺」
...毎日のやうに彼の女と会ひ続けて往くことが出来た...
吉井勇 「酔狂録」
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