...256P.2072.專門家すら往々思ひ違ひをする事がある...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...家が焼けてしまっても往々にして立ちのこるし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...従ってその間には往々齟齬(そご)し矛盾するところさえもありげに見える...
津田左右吉 「日本精神について」
...師宣(もろのぶ)や祐信(すけのぶ)などの絵に往々故意に手指を隠しているような構図のあるのを私は全く偶然とは思わない...
寺田寅彦 「浮世絵の曲線」
...そうでないと往々重要なものを見落す虞(おそれ)がある...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...そのために意外な誤った結論に陥るという危険が往々ある...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...少々拙ない改新でも完全なる習俗に優ることがしばしばあるという事実を人は往々にして忘れがちなものである...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...往々にして倫理的分子である場合を注意すべきである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...比較的凡庸な且つ無教育な一介の労働者は、往々にして、大学教授達よりも、又大新聞の顧問達よりも、如何に容易に真理への正常な感覚を持つことが出来るかを...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そこで人々が――往々相当有力な物理学者でさえが――そういう動機から...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...往々にして進歩的言辞を弄しながら...
戸坂潤 「読書法」
...一頃往々にして社会科学の門に潜入した...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...往々あるように――常にあるように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その偉観壮大を絶叫するの日が往々にある...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...往々それが地に届きその先が地中に入ったものもある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また往々その常緑葉を着けた蔓をまといつかせて里の人家の生籬につくられ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...昔から偶然の事が軍隊の助(たすけ)になったことは往々有る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...だから往々、作家の書くものには、前にもいったような、記憶以前の自画像が現われて来たりして、読者をして奇異な感じに面喰らわせるばあいがなくもない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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