...目まぐるしい往来の人通りをよけよけ...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...往来をやって来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...往々当が外れるものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ボストンへ名士の訪問に出かけて往ったことがあった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...二足三足往ったが水はすぐ股近くになった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...そこの友人と一緒に本郷三丁目の方へと往った...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...張の家の豕を飼ってある処へ往った...
田中貢太郎 「豕」
...立ったままで肴のできるのを待って出て往き...
田中貢太郎 「陸判」
...お金さんだのを問題にして歩いた往来であった...
夏目漱石 「明暗」
...宛(あたか)も往時(わうじ)の猶太人(ユダヤじん)が病人をベテスダの池に送つたやうに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...簡単に二〇分で往復できるだろう」「フェアフォード公園までならお連れします...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...あれは水分が胃の中へ溜まって外に往(ゆ)く処はなし...
村井弦斎 「食道楽」
...但日数往来之外七日之御暇...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その中に往々にして自然の鳥の巣を見出すという実状なるにもかかわらず...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...川面には兵舟の往来がしげく...
吉川英治 「私本太平記」
...往年の烈しい気性を...
吉川英治 「親鸞」
...また往きあう者の風俗に注意し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...露地から往来へ飛び出して行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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