...「彼我の違いを理解するのは重要だ...
...「彼我の感覚には大きな隔たりがある...
...「彼らは常に彼我を意識しているようだ...
...「軍隊での訓練において、彼我の区別は厳密に守られる...
...「彼我の境界線を超えることは許されない...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...亦平氣で讀むという彼我(ひが)二人の間は...
石川啄木 「雲は天才である」
......
上村經吉 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...細かに脈絡を尋ねる時は筋道が交錯していて彼我の関係を容易に弁識し難い個処がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...彼我(ひが)の砲弾は盛にとびかい...
海野十三 「火星兵団」
...彼我(ひが)の信用は地に堕(お)ちて実業も振わない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...地理學的ニ連接シテ彼我交通ノ途有ルヲ思ヘバ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...共に集まりたる彼我の艦隊は...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...何ぞ事の是非を究(きわ)めて彼我(ひが)の過(あやまち)を明(あきらか)にするの要あらんや...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...彼我(ひが)の文明の相違の著しいことがわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ彼我の高さの相違が甚だしいため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...そして坂上でちょっと馬を止めて「唯今(ただいま)六郷川(ろくごうがわ)を挟んで彼我(ひが)交戦中であるが...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...彼我共通の具体的のものなどの発見もできるはずがない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...彼我(ひが)の笑聲(わらひごゑ)を通(とほ)してさへ...
夏目漱石 「門」
...彼我の腕力や運動神経など...
野村胡堂 「胡堂百話」
...彼我(ひが)の行きちがった線路の上で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...空間は彼我を立て...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これらのものは彼我のあいだに甚(はなは)だしい懸隔がある...
山本周五郎 「新潮記」
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