...「彼我の違いを理解するのは重要だ...
...「彼我の感覚には大きな隔たりがある...
...「彼らは常に彼我を意識しているようだ...
...「軍隊での訓練において、彼我の区別は厳密に守られる...
...「彼我の境界線を超えることは許されない...
...彼我ともに古代から伝わったものの中で最も良いものとされている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...僅かに数年のうちに彼我戦力の差に隔りを見た事がその後の東亜不安の根本原因である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...また一部南進論者は三年後には米国の製艦により彼我海軍力に大きな差を生ずるから今のうちに開戦すべしと論じている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...太平洋では彼我(ひが)の海戦部隊が微妙なる戦機を狙っているという場面であった...
海野十三 「人造人間事件」
...彼我(ひが)の水上艦艇に突き当るから...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...彼我の距離、六千八百メートル!殷々(いんいん)たる砲声は耳を劈(つんざ)いて、十二吋(インチ)主砲弾はたちまち我艦眼掛けて、釣瓶(つるべ)打ちに落下してきた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...寒山の路、拾得の箒△酒も水もない世界、善悪、彼我、是非、利害のない世界、個も全もない世界...
種田山頭火 「其中日記」
...地理學的ニ連接シテ彼我交通ノ途有ルヲ思ヘバ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...科学における彼我の差とかいう点について...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...現に事が纏(まとま)るという実用上の言葉が人間として彼我(ひが)打ち解けた非実用の快感状態から出立しなければならないのでも分りましょう...
夏目漱石 「道楽と職業」
...しかも彼我相守り...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...刻々に彼我の距離をちぢめていたのである...
久生十蘭 「地底獣国」
...まさしく国法を守りて彼我(ひが)同等の大義に従うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...即ち彼我相對すれば全く同等であると云ふ大義が生じて來る...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...彼我の特色を混同して見ることは大いに注意しなければならぬ...
藤島武二 「画室の言葉」
...夫れ絶對には是非もなければ彼我もなし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...この遠征によって彼我(ひが)の交通が...
柳田国男 「海上の道」
...彼我(ひが)の旌旗(せいき)鎧甲(がいこう)はけむり燦(かがや)いて...
吉川英治 「三国志」
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