...「彼我の違いを理解するのは重要だ...
...「彼我の感覚には大きな隔たりがある...
...「彼らは常に彼我を意識しているようだ...
...「軍隊での訓練において、彼我の区別は厳密に守られる...
...「彼我の境界線を超えることは許されない...
...僅かに数年のうちに彼我戦力の差に隔りを見た事がその後の東亜不安の根本原因である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...彼我(ひが)の信用は地に堕(お)ちて実業も振わない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...彼我(ひが)の交通は益々(ますます)頻繁となった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...彼我共通のものがあるやうな気がする...
種田山頭火 「一草庵日記」
...しかして貿易の法則は彼我の利益を並立せしむるにあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...共に集まりたる彼我の艦隊は...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼我ともに一語も發しなかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼我風土の光景互に相似たるを知るに足る...
永井荷風 「夕立」
...その形態たるや彼我相似てゐる...
中原中也 「散歩生活」
...まだ彼我の高さの相違が甚だしいため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼我共通の具体的のものなどの発見もできるはずがない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...しかも彼我相守り...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...即ち彼我相對すれば全く同等であると云ふ大義が生じて來る...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...彼我の特色を混同して見ることは大いに注意しなければならぬ...
藤島武二 「画室の言葉」
...それには皆弁当を開いてどれでも食ふので固(もと)より彼我(ひが)の別はない...
正岡子規 「墨汁一滴」
...そのことによって戦争がそれ以上ながびいたばあいに起きるであろうさらに大きい彼我の災害をくいとめるためには...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...既に相對あり、彼我後先あり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...彼我(ひが)の旌旗(せいき)鎧甲(がいこう)はけむり燦(かがや)いて...
吉川英治 「三国志」
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