...「彼我の違いを理解するのは重要だ...
...「彼我の感覚には大きな隔たりがある...
...「彼らは常に彼我を意識しているようだ...
...「軍隊での訓練において、彼我の区別は厳密に守られる...
...「彼我の境界線を超えることは許されない...
...もう彼我(ひが)の砲弾が...
芥川龍之介 「将軍」
...僅かに数年のうちに彼我戦力の差に隔りを見た事がその後の東亜不安の根本原因である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...太平洋では彼我(ひが)の海戦部隊が微妙なる戦機を狙っているという場面であった...
海野十三 「人造人間事件」
...彼我(ひが)の信用は地に堕(お)ちて実業も振わない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...彼我(ひが)の交通は益々(ますます)頻繁となった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...その彼我(ひが)の欠点を互いに相改めて...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...寒山の路、拾得の箒△酒も水もない世界、善悪、彼我、是非、利害のない世界、個も全もない世界...
種田山頭火 「其中日記」
...地理學的ニ連接シテ彼我交通ノ途有ルヲ思ヘバ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...彼我ともに一語も發しなかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その形態たるや彼我相似てゐる...
中原中也 「散歩生活」
...まだ彼我の高さの相違が甚だしいため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...科学における彼我の差とかいう点について...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...依然として彼我(ひが)の境を有して...
夏目漱石 「写生文」
...彼我(ひが)に共通するごとくに見せかけたのは...
夏目漱石 「明暗」
...幾分か彼我の胸裏(きょうり)に呼応する或ものを認める事ができたが...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...空間は彼我を立て...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...東西彼我の文明の交流が...
吉川英治 「折々の記」
...彼我一瞬に銃火を交わし始めたらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索