例文・使い方一覧でみる「彼の方」の意味
スポンサーリンク...腸（ちょう）の一部がテーブルの上から彼の方にのびあがって... 
海野十三 「生きている腸」
...ドーッと彼の方へ押寄せて来るような気がした...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...凡てが私に背いて彼の方へ靡いてゆくのだ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...兼子は彼の方へ寄り添って来た...
豊島与志雄 「子を奪う」
...しまいには彼の方から...
豊島与志雄 「椎の木」
...あまり彼の方をのぞき込むことができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふいに彼の方へ眼を挙げた...
豊島与志雄 「反抗」
...竜子は一心に彼の方を見つめていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...が市長は彼の方へ目を向けないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」彼女はびっくりしたような様子で彼の方へ向き直った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の方は身動きもしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の方を向いて手招きをした...
中島敦 「斗南先生」
...それが彼の方針であった...
夏目漱石 「道草」
...心の中では、きっと貴女を見下げて、いらっしゃるのよ、貴女真個に仰云いな、彼の方は、貴女に親切じゃあないでしょう、え、政子さん」「親切でないって……普通だわ」「そうかしら、」友子さんは、長い絽の着物の袂を、紫色の袴の上に揃えながら、疑しそうな顔をしました...
宮本百合子 「いとこ同志」
...彼の方ではトムをよく知っている様子だった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「はははは」彼の方が...
吉川英治 「新書太閤記」
...「彼の方から城を捧げてくる」といっていた予告通りに運ばれて来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうしてインド経綸についての彼の方針が直ちに崩されるだろうことを深く悲しみつつ...
和辻哲郎 「鎖国」
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